俳優の天海祐希（58）が26日、都内で劇場版「緊急取調室 THE FINAL」（常廣丈太監督）の初日舞台挨拶を行った。
2014年1月にスタートしたテレビ朝日系大ヒットドラマシリーズ「緊急取調室」のフィナーレとなる劇場版。たたき上げの取調官・真壁有希子（天海）が、「緊急事案対応取調班（通称・キントリ）」のメンバーとともに、凶悪犯と心理戦を繰り広げる物語。
今月18日にドラマは最終回を迎え、田中哲司（59）、速水もこみち（41）、鈴木浩介（51）、大倉孝二（51）、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」塚地武雅（54）らおなじみのレギュラーメンバーが勢ぞろいするのはこの日が最後となる。
当初、同作は2023年6月に公開予定だったが諸般の事情で公開延期となった。天海は「いや〜、皆さんどうでしたか？この2年」と客席に呼び掛け、「昨日はちょっと本当に『頼む、公開してくれ！』って。昨日はワクワクドキドキで眠れなかったんですけれども、今日という日を無事に迎えられて、こんなにたくさんのお客様に来ていただいて、心から感謝しています」と頭を下げた。
大倉が「鈴木さんから、交通違反でもまた公開できなくなるぞって脅されていた。本当に慎重に生きていました」と言えば、塚地も「定食屋でもご飯をこぼしているところを見られたら、マイナスイメージになるかもと…」とかぶせ、大倉の「それでもダメなの！？」という息の合ったツッコみで笑いを誘った。
田中は「僕たち12年間一緒だったんで、めちゃくちゃ仲良いんですよ。年齢も性別も垣根なく本当に仲良しで、宝物のような12年間を送らせていただきました。本当に感謝しかありません」と主演の天海に感謝。小日向文世（71）からも「僕ら男たちが天海さんに引っ張っていただいて、本当に助けられた。ここで改めて、天海さん本当に12年間ありがとうございました」とメッセージを送られた天海は、潤んだ目頭を押さえていた。