笠井信輔「35年以上家族ぐるみのお付き合いを」《追悼・海老名香葉子さん》

フリーアナウンサーの笠井信輔（62）が30日、インスタグラムを更新。29日に訃報が伝えられた初代・林家三平さんの妻でエッセイストの海老名香葉子さんを追悼した。

笠井は、「正蔵師匠と、こぶ平時代から親しくさせていただいているご縁で、お会いしてから35年以上、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました」と記し、「30代の長男、20代の次男、三男は生まれた時から、毎年その成長を見ていただきました」と明かした。

毎年2月の豆まき、5月の根岸のお祭りなどで交流。「そのたびに、楽しく会話をさせていただき、優しくしていただきました。しかし、ときには、ピシャリとはっきりとしたもの言い、戦中を生き抜いた、昭和の女性の芯の強さを感じたものでした」と懐かしみ、「話していて、いつも感じたのはお弟子さんへの愛、そして、何よりも息子、正蔵、三平、お孫さんたち、さらには亡き夫・初代三平師匠への愛をぼやいたり、叱咤（しった）したりするのですが、言葉の端々から、大いなる愛を感じることができました」と人柄を紹介した。

最後に会ったのは昨年1月という。初代三平さんと苦労をともにしながら一門を支えた肝っ玉母さんとの別れを惜しみ、「悲しみは、深く、つらいと思われますが、年末年始、みんなが落語家さんの笑いを待っています。上を向いて、お仕事頑張ってください。それが、何よりの女将さんへの供養になると思います」と願いを込めた。

※写真は資料