吉沢亮、今年は「国宝のおかげで忘れられない一年に…」

俳優の吉沢亮（31）、横浜流星（29）、黒川想矢（16）らが31日、東京・歌舞伎座で行われた、映画「国宝」（李相日監督）の歌舞伎座大みそか特別上映会に登壇した。

今作は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄（吉沢）の50年を描いた壮大な一代記。興行収入が173.7億円を突破し、日本歴代興収ランキングで邦画実写1位になるなど、大ヒットを記念し、今回のイベントが開催された。

吉沢は「足を運んで（歌舞伎を）学ばせていただいた歌舞伎座の舞台上からの景色を見させていただける日が来ると思っていなかったので、光栄です」と喜びをかみしめた。

吉沢は今年を振り返り「国宝のおかげで、いろんな映画祭に出させていただきましたし、初めてカンヌの地に行かせていただいたり、海外でキャンペーンをやらせていただいたり。公開から半年経って、いまだに皆さんの前でこうやってご挨拶させていただける機会はめったにないこと。国宝のおかげで忘れられない一年になりました」とうれしそうに明かした。

喜久雄の親友でライバルの大垣俊介役を演じた横浜は「いろんなことがありました。人としても役者としても学びが多かったし、自分にとって節目みたいな一年だったと思います」と語った。

また、少年時代の喜久雄を演じた黒川は、今作を「僕にとって青春って感じ」と表現し、「（共演者に）支えてもらって、撮影以外でも忘れられない時間になりました」と感謝した。