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2026年1月6日 13:45

竹財輝之助 モデル活動をするために上京!演技に興味を持つようになり俳優に…

竹財輝之助 モデル活動をするために上京!演技に興味を持つようになり俳優に…
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学生時代からモデル活動をはじめ、2004年、「仮面ライダー剣(ブレイド)」(テレビ朝日系)で俳優デビューした竹財輝之助さん。映画「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(蝶野博監督)、「半沢直樹」(TBS系)、「ポルノグラファー」(フジテレビ系)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)などに出演。近年は「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系)、「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京系)など、端正で優しげなルックスと裏腹な“クズ男”役も話題に。2月20日(金)に映画「夜勤事件」(永江二朗監督)の公開が控えている竹財輝之助さんにインタビュー。(この記事は全3回の前編)

■「仮面ライダー剣(ブレイド)」のオーディションに

熊本県で生まれ育った竹財さんは、学生時代からモデルとして活動を始めたという。

「いいバイトあると言われて、それがモデルでした。その頃は別に楽しいとかではなくて、あくまでもバイトという感じ。でも、九州時代はそんなにモデル活動というほどのモデル活動はしていませんでした。大学に行っていたので、あくまでもアルバイトという感覚ですよね」

――将来なりたい職業はあったのですか?

「当時はカウンセラーになりたいと思って勉強していました。でも、(なりたいものは)いろいろ変わってきているので。最初はパイロットになりたくて、その次はパティシエ、それでカウンセラー。

モデルに関しては、好きなモデルさんがいて、その方が出ている雑誌に出たいなと思って上京してきたという感じです。そのモデルさんにはまだ会えてないですけど。

今の事務所に入ったのは、どこでもいいやと思って入ってみたらモデル事務所じゃなくてほぼ俳優しかいなかったんですよ。

それで、今はどうなのかわかりませんが、僕が入った当時は演技レッスンを新人はみんな受けなきゃいけなかったんですね。レッスンを受けてわりとすぐに演技には馴染みました。楽しいとは思ってなかったんですけど、劇団みたいなところに入らせてもらって。

事務所内にストリートパフォーマンスをやる集団があって、そこに入って俳優を目指している子たちと出会ってレッスンを重ねていくうちに『演技って面白い』と思うようになって。事務所に入ってからオーディションは受けに行っていたんですけど、最初に決まった大きい仕事が『仮面ライダー剣(ブレイド)』でした」

「仮面ライダー剣(ブレイド)」で竹財さんが演じたのは、仮面ライダーを取材したいルポライター志望の青年・白井虎太郎役。取材を条件に仮面ライダーブレイドとともに共同生活をすることになり、自身は変身しないが、仮面ライダーのサポート役として活躍する。

――受かる自信はありました?

「僕の時は3000人ぐらい受けに来ていたので、受かったらラッキーぐらいの感じですかね。自信は別になかった気がします。だから受かったと聞いた時は嬉(うれ)しかったです。今考えると撮影は結構ハードでしたけど。1年間ほぼ丸々ロケしていたはずなので」

――竹財さんは変身はしませんでしたね

「僕はそうです。だから余計大変だったんですよ。変身するライダーたちは、変身したら別の人(スーツアクター)がやるんですけど、僕の場合は常に生身なので、みんなが変身して帰った後も残らなくちゃいけなかったんですよね」

――放送が始まってからの反響はいかがでした?

「全く感じなかったというか、そんなに変化はなかったです。未だに別に売れているという感覚はないですね。僕は全然気づかれないんですよ、今も(笑)」

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■仮面ライダーのすぐあと昼ドラに

2005年、昼帯ドラマ「緋の十字架」(フジテレビ系)に出演。このドラマは、カトリック信者である大河内直哉(西村和彦)と、盲目の少女(つぐみ)が、神の教えに背き、社会と家族を裏切り、自らの精神を全否定してまでも禁断の恋に身を焦がしていく様を描いたもの。竹財さんは、直哉の兄・将一(四方堂亘)と悦子(喜多嶋舞)の息子だが、直哉の子として育てられる大河内浩一役を演じた。

――全61話ですから撮影が大変だったでしょうね

「仮面ライダーのすぐあとでした。3カ月で61話。それはしんどいわけですよね。毎週舞台をやっているような感覚でした。週4で2時間半分撮らないといけなかったので。でも、しんどいというより悔しい思いが強かったですね、あの頃は。わからないこと、できないことが多くて。登場人物が結構多いので、かぶらないようにする立ち位置も難しかったですし、マルチで撮るので立ち位置も決められていて、毎日舞台に立っているような感じでした。

(主演の)西村和彦さんも今の僕より若い時にやられていたので、大変だったと思います。当時僕はあまり大変だとは思ってなかったですけど、8キロぐらい痩せちゃっていました。今やれるかと言われたらちょっと無理かもしれないです」

2006年、「怨み屋本舗」(テレビ東京系)に出演。このドラマは、決して許すことのできない怨みを持った被害者に代わって、謎の怨み屋が仲間とともに、絶対に捕まらず、絶対に証拠が残らない方法で制裁を下すさまを描いたもの。竹財さんは、熟女専門のホストで怨み屋の工作員・シュウ役を演じた。

――現代の必殺仕事人みたいな感じでしたね

「そうですね。原作とはちょっと設定が変わっていましたけど、あれはあれで結構大変でした。ゲリラで撮影を行っていたので、今だったら絶対にできないでしょうけど、ああいうことも貴重な経験だったなと思います。

あのドラマでは、寺島(進)さんにいろいろ教えてもらったことも大きいですね。僕はそんなに出番がある方じゃなかったですけど、芝居のテンポとか、みんなで作っていくシーンのやり方というのは寺島さんに教わったので、それが一番印象的でした。寺島さんと出会えたことがでかかった。あの時寺島さんにいろいろ教わったことが俳優としての今に繋(つな)がっているので」

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■ドリカム(DREAMS COME TRUE)の人気ラブソングがモチーフの映画に出演

2007年、映画「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(蝶野博監督)に出演。主演の松下奈緒さんの相手役のオーディションで数千名の応募者の中から

抜擢された。

印刷会社に勤めるヒロイン・宮本さやか(松下奈緒)は、大学時代からの恋人で建築事務所で働く福島慶太(竹財輝之助)の言葉に後押しされ、一度は断念した雑誌編集者を再び目指し始める。そしてついに夢が叶(かな)い採用が決まった矢先、ガウディに憧れる慶太のスペイン赴任が決まり、2人は別々の道を歩むことに…という展開。

「あれもオーディションでしたけど、同時期に映画「クローズZERO」(三池崇史監督)のオーディションもやっていたので、年齢が近い若手が二分していたんですよね。

僕は多分クローズの顔じゃなかったです(笑)」

――結果的には「未来予想図〜」で松下さんの相手役に抜擢されて。とても爽やかで印象的でした

「ありがとうございます。受かると思っていなかったので、受かったと聞いた時は『えっ?!』という感じでした。でも、ドリカムさんが主題歌を作ってくれたり、いろんな人が関わってくれていたので、『大変だな、俺、責任感じるな』みたいな感じでしたね」

――クールですね。舞い上がったり、『やったー!』という感じではなかったのですね

「なかったです。僕は感情がそんなに上下しないので、何事も比較的クールに受け止めているかもしれないです」

――海外ロケはいかがでした?

「楽しかったですよ。外国の方は、確か1日最長で12時間しか働けないという縛りがあったので、朝6時に始まると夕方6時ぐらいに終わるんです。撮影で行っていた時期が白夜だったので、夜10時ぐらいまで明るいんですよね。それで、今じゃ考えられないですけど、スタッフさんみんなと飲み行ったりして比較的余裕のある海外ロケだったので、めちゃくちゃ楽しかったです」

――建築に興味はあったのですか?

「高校生ぐらいの時に興味があって、ガウディの本も読んでいましたし、当時好きな建築家さんの本も読んでいました。だから楽しかったですね。サグラダファミリアにも行けましたしね。2日ぐらい撮休があったのかな。加藤(雅也)さんと一緒に映画には出て来ないガウディの建築を見に行ったり、(加藤さんに)写真を撮ってもらったりしていました」

――映画の中の先輩と後輩のような関係とオーバーラップしますね

「そうですね。ずっと加藤さんと一緒にいました。あの映画は、後半部分はセリフも決まっていましたが、前半部分の学生時代は自然な二人を撮りたいということで、セリフはほとんどアドリブでしたね」

同年、「愛の劇場 砂時計」(TBS系)に出演。2013年、「半沢直樹」(TBS系)、2018年にはBLドラマの先駆けとなった「ポルノグラファー」(フジテレビ系)など話題作出演が続く。次回は撮影エピソードなども紹介。(津島令子)

※竹財輝之助(たけざい・てるのすけ)プロフィル

1980年4月7日生まれ。熊本県出身。「仮面ライダー剣(ブレイド)」で俳優デビュー。映画「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」、「劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜」(三木康一郎監督)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)、「部長と社畜の恋はもどかしい」(テレビ東京系)、「そんな家族なら捨てちゃえば?」(関西テレビ)、映画「毒娘」(内藤瑛亮監督)、「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(フジテレビ系)、「ボクの即興ごはん〜竹財輝之助のひとりキッチン〜」(BS11)などに出演。2月20日(金)に映画「夜勤事件」が公開される。

ヘアメイク:岩田恵美

スタイリスト:大石祐介

衣装協力:衣装協力:MANAVE、KUME、KHONOROGICA、Paraboot

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