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2026年1月9日 14:08

竹財輝之助 BLドラマの先駆け的作品に体当たりで主演!「信頼関係があったからあそこまでいけたのかなって…」

竹財輝之助 BLドラマの先駆け的作品に体当たりで主演!「信頼関係があったからあそこまでいけたのかなって…」
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「仮面ライダー剣(ブレイド)」(テレビ朝日系)で俳優デビューを果たし、端正なルックスで人気を集めた竹財輝之助さん。「半沢直樹」(TBS系)、「劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜」(三木康一郎監督)、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)、「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(フジテレビ系)などに出演。「ボクの即興ごはん〜竹財輝之助のひとりキッチン〜」(BS11)や「X」などでプロ並みの料理の腕前も披露。2月20日(金)に映画「夜勤事件」(永江二朗監督)の公開が控えている。(この記事は全3回の中編。前編は記事下のリンクからご覧になれます)

■俳優を辞めようと思った時期もあったが…

「仮面ライダー剣(ブレイド)」のすぐ後、昼帯ドラマ「緋の十字架」(フジテレビ系)に出演。2007年には、映画「未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」(蝶野博監督)に数千名のオーディションで松下奈緒さんの相手役に抜擢されて話題に。同年、「愛の劇場 砂時計」(TBS系)に出演。ヒロインの相手役・大悟を演じた。

「あれもオーディションだったんですよ。子ども時代から始まるので、(大悟役は)3人で演じていました。子ども時代の大悟を演じた泉澤祐希くんも今は大人の役者になりましたけど、子役時代からいろんな作品に出ている天才子役でしたね。子どもの頃を知っているから何か不思議な感じがします」

大河ドラマ「篤姫」(NHK)、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(NHK)、映画「大奥」(金子文紀監督)など多くの作品に出演し続けてきた竹財さんだが、俳優を辞めることを考えた時期もあったという。

「30代になったぐらいの頃、やめようと思っていました。多分向いてないんだろうなと思って。10年以上仕事をしてきたのにここでオファーがないのは向いてないのかなって考えていた時期ですね」

――辞めないで続けようと思ったきっかけは何かあったのですか?

「『半沢直樹』に出たのがでかかったです。当時は大ブレイクする前の吉田鋼太郎さんや滝藤賢一さんと一緒にお芝居させていただいて、お芝居が楽しいなと思ったので。ある意味再確認ですね。改めて役者を続けていきたいと思ったので。それからはやめようと思ったことはないです。ただお芝居が好きでやっているだけで、向いているなとか、天職だなとも思えないですけど、仕事をもらえているうちはやろうかなという感じですね」

「半沢直樹」で竹財さんは、片岡愛之助さん演じるエキセントリックな金融庁検査局主任検査官・黒崎駿一の部下・島田亮太役を演じた。激高する黒崎に急所をわしづかみにされるという衝撃的なシーンも話題に。

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■初めてのBL作品で官能小説家役に

2018年、「ポルノグラファー」(フジテレビ系)に猪塚健太さんとW主演。このドラマは、官能小説家・木島理生(竹財輝之助)と大学生・久住春彦(猪塚健太)がお互いを想いながらもすれ違い、二人の未来について葛藤する姿を描いたもの。BLドラマの先駆けとして話題を集め、テレビドラマ、配信ドラマ、劇場版も公開された。

「BLドラマは、今は多くなりましたが、当時としては結構早かったですからね。以前ご一緒した三木(康一郎)監督から声をかけていただいたのですが、一回仕事をした方に声をかけてもらえるのが一番うれしいですね。とことんやろうと思いました」

――かなりラブシーンもありましたね

「そうですね。今はわりと軽めなものが多いと思いますけど。『現場でやることはやっていくので、戦ってください』ってプロデューサーに言って。だから、あそこまでできたのかなって思います」

――ラブシーンも映像が綺麗でしたね

「そう。結構綺麗に撮ってくれるので良かったです。(演出の)三木(康一郎)さんが生々しいのは嫌いなんですよ。“男同士だから”とか、そういう意識じゃなく、人間の気持ちの触れ合いを描いた作品で、信頼関係があったからあそこまでいけたのかなって思います」

――当時も驚きでしたけど、今回見直してみても画期的な作品だなと思いました

「そうですね。今は(地上波で)放送できないんじゃないですか。どんどん厳しくなっていますからね。だからいい時期だったのかなって思います。試験的というか、先駆けではあったんですけど、映画でも日本ではあそこまで攻めた作品がなかったので。

無駄な濡れ場は僕も必要ないなと思うけど、あれに関しては大事な過程の一つで、『ここはちゃんと描きましょう』ってやっていたので。結果的に配信もあって、劇場版もできたので良かったですけど、あれはファンの方たちのおかげですよね。僕らがどうこうじゃなくて、ファンの皆さんが声を集めてくれてプロデューサーさんが動いてくれたという感じなので」

――テレビで最初に放送されたのが2018年で、2019年に放送された「ポルノグラファー〜インディゴの気分〜」では、学生時代に大きな賞を獲り注目されていた

純文学作家の木島がなぜ官能小説家になったのかも描かれていて面白かったです

「ありがとうございます。配信もやっていますけど配信の方は、よりエロいやつ。コロナがあったので、劇場版はやる予定がちょっと2、3年ずれましたね。コロナの自粛期間が明けて1発目の仕事が『劇場版ポルノグラファー〜プレイバック〜』でした。豊橋の市長さん自ら『ロケをやってください』と言ってくださったので大感謝ですね。接触だらけですから、なかなか都内では難しかったと思うので」

私生活では2014年に結婚。2018年、第一子となる長女が誕生した。

――コロナ禍で撮影がストップしている間はどのように過ごされていたのですか?

「子どもがちっちゃかったので、一緒にずっと遊んでいました。どこまで記憶にあるかわからないですけど、ずっと一緒にいられたので僕にとってはありがたい期間でした。2カ月弱撮影がないということはなかなかないので、再開できるのか不安はありましたけど」

2018年、映画「ハッピーメール」(井上春生監督)に出演。この作品は、恋に無縁な男女4人(野呂佳代・竹財輝之助・小林涼子・佐野和真)が繰り広げる悲喜こもごもの恋模様を描いたもの。竹財さんは恋愛不器用な鉄道オタクの歯科医・浩介役を演じた。

――鉄道オタクということで専門用語のセリフも多かったですが、覚えるのが大変だったのでは?

「大変でしたけど、仕事なので全然。もっと大変なセリフ量の時もあるので、あまり苦労したという感じはなかったですね。キャラがみんなユニークですよね。

みんな恋に不器用で面白い人たちでした」

2022年、「部長と社畜の恋はもどかしい」(テレビ東京系)に出演。このドラマは、毎日残業ばかりで仕事が大好きな社畜OLの丸山真由美(中村ゆりか)と、仕事は定時で終わることをモットーにしているエリートサラリーマン・堤司治部長(竹財輝之助)の恋を描いたもの。

――コメディセンスを発揮した演技が新鮮でした

「それまでやったことがない役だったので、面白そうだなと思いましたけど、コメディはちょっと苦手なのでちょっと不安でした。堤司は、仕事はできるのに恋愛に関しては中学生レベル。そのギャップが面白いキャラだなって。僕は、オファーを受ける時に台本はあまり読まないんですよ。キャラが面白そうだとか、オファーしてくれた人で判断していますね」

同年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演。北条義時(小栗旬)の初恋の人にして源頼朝(大泉洋)の最初の妻であり、家族思いの優しき八重(新垣結衣)の兄・伊東祐清を演じた。大河ドラマで武将を演じるというのが役者として一つの目標だったという。

役柄のイメージにこだわることなくさまざまなキャラクターにチャレンジしている竹財さん。近年は、「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系)、「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京系)、「娘の命を奪ったやつを殺すのは罪ですか?」(関西テレビ・フジテレビ系)など“クズ夫”役で強烈な存在感を放っている。次回は、撮影エピソード、2月20日(金)に公開される映画「夜勤事件」も紹介。(津島令子)

ヘアメイク:岩田恵美

スタイリスト:大石祐介

衣装協力:MANAVE、KUME、KHONOROGICA、Paraboot

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