女優の有村架純(32)、黒木華(35)、南沙良(23)が初共演する映画「マジカル・シークレット・ツアー」が、6月19日に公開される。
本作は、監督・脚本を務める天野千尋氏が、2017年に中部国際空港で起きた金密輸事件に着想を得て制作したオリジナル作品。大規模ロケを敢行したシンガポールを舞台に、思いがけず金密輸に巻き込まれていく三人の女性の姿を描く。
物語は、借金や生活苦を抱える三人の女性が偶然出会い、金密輸をきっかけに互いに支え合う関係へと変わっていくというもの。夫の横領発覚で多額の借金を背負った二児の母、奨学金返済に追われる研究者、貯金ゼロの未婚の妊婦。それぞれが犯罪とは無縁だったが、人生を立て直すため“リベンジゲーム”に踏み出していく。
主人公の和歌子を演じるのは有村架純。母親役は今回が初挑戦で、「真面目な母」と「犯罪に手を染める女性」という二面性のある難役に挑んだ。和歌子と行動を共にするのは、黒木華が扮する借金600万円を抱える研究員・清恵、南沙良が演じる未婚の妊婦・麻由。南は妊婦役が初となる。
キャストには、和歌子の夫・高志役を塩野瑛久(31)、高志の上司・田ノ上役を斎藤工(44)が務めるほか、清恵の同僚で将来を嘱望される研究者・椎名役に青木柚(24)らが起用されるなど、多彩なキャストが脇を固める。
有村は「不格好で決して誇れない瞬間でも彼女たちにとっては生きていくための方法論で。監督をはじめ、皆さんとこの物語の行く末を祈りながら撮影しました。彼女たちの愛おしく懸命な生き様を是非、のぞいてみてください」とコメントした。
黒木も「それぞれ異なる環境で生きてきた女性三人が偶然出会い、少しずつチームとなっていく過程がとても面白く心が動かされます」と語り、「シンガポールで有村さんと南さんと雨の中、橋を渡ったシーンは特に印象深く、忘れられない思い出です」と撮影を振り返った。「スリリングさの中に感情の機微も詰まった映画になっていますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけた。