“旅ドル”として活躍し、昨年10月に大腸がんの手術を受けたタレントの歩りえこ(44)が、29日までにインスタグラムを更新。がんのステージを公表していないことに対する自身への誹謗(ひぼう)中傷について、心境をつづった。
「『この人、がんのステージ言わないよね?』……って、それがなぜか誹謗中傷されてしまうのが気になってた今日この頃」と書き出し、「正直、がんになっただけでも十分しんどいのに、なぜそこをたたかれるのか全く意味がわからない」と吐露。「でも、世の中には何を発信しても“悪いことしか書かない人たち”が、一定数いる。それもまた現実」とつづった。
続けて、初めてがん宣告を受けた時について「本当に、頭を石で殴られたみたいだった。めまいがして、目が腫れるほど泣いて、夜は不安で眠れなくて、気づけばスマホをにぎりしめてネットをしらみ潰しに検索する毎日。その時、はっきり思った。『あ、これ全部知ったら、私の心が先に壊れる』」と回想。「だから私はこう思う。ステージや詳しい説明は身内が先生から聞けばいい。私が聞いても難しくて分からないこともある。私は、心の負担を出来るだけ減らして今やるべき治療、受けるべき検査、それだけを淡々とこなす。知れば知るほど余命とか生存率とか検索して、心が削れていく自分を、私はよーく知ってるから」と記した。
「それなのに不思議なことに、周りの人は聞いてくる。『で、ステージは?』『結局どのくらいなの?』……ねえ、それ、本人が一番知りたくない場合もあるって、想像したことある?」と疑問を投げかけ、「世の中には知らない方がいいこともあるし、知った方がいいこともある。私は自分の性格を理解した上で、『今の私には、これは必要ない』そう判断しただけ。詳しく知って深いダメージを背負うより、今日をちゃんと生きて、必要な治療と検査を受けて、笑える瞬間を拾う方を選んだ」と伝えた。
「がんの向き合い方は、人それぞれ。正解はひとつじゃないし、説明義務も、公開義務も、どこにもない。私は今日も明日も、淡々とやるべきことだけをやって生きていくつもり」とつづっている。
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