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俳優の黒島結菜(28)が主演を務める映画『未来』(瀬々敬久監督、5月公開)の主要キャストによる劇中カットが30日、初めて公開された。
作家・湊かなえ氏の同名小説を原作に、子どもの貧困や家庭崩壊といった深刻な社会問題に迫る“罪と希望”のミステリーが、映像として動き出した。
原作は「告白」「母性」「白ゆき姫殺人事件」などで知られる湊氏の同名作品。黒島が演じる主人公・篠宮真唯子は、複雑な家庭環境を抱えながら教員を志した女性だ。ある日、教え子の佐伯章子(山崎七海、17)から「20年後のわたし」から届いたという手紙の存在を告げられ、真唯子の人生は大きく揺らぎ始める。
今回公開された劇中カットには、真唯子が物語の鍵となる“手紙”を静かに見つめる姿が収められている。過酷な状況に置かれた生徒をどう支えるか、教師として、そして一人の人間として葛藤する様子が切り取られている。
章子(山崎)が声にならない思いを吐き出す瞬間や、章子と母・文乃(北川景子、39)が夜の街を駆け抜ける緊迫したシーンも公開。希望を失ったような文乃の表情は、二人を取り巻く厳しい現実を象徴している。
一方で、真唯子を抱きしめ支える恋人・原田勇輝(坂東龍汰、28)や、何かを見据えるように静かに立つ章子の父・良太(松坂桃李、37)の姿も。登場人物たちの抱える絶望とわずかな救いが交錯し、それぞれの心の揺らぎが鮮明に伝わる“湊かなえワールド”を感じさせるカットとなっている。
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