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国際ジャーナリストの落合信彦(おちあい・のぶひこ)さんが1日午前8時8分、老衰のため死去した。84歳だった。同日、長男でメディアアーティストの落合陽一氏が自身のXで公表した。
「落合信彦 逝去のお知らせ」と題した文書で発表。「故人は長年にわたり、激動する国際情勢やインテリジェンス(諜報)の分野において、独自の視点と綿密な取材に基づく鋭い分析を発信し続けてまいりました」と記し、「その活動は執筆にとどまらず、講演やメディア出演など多岐にわたり、著書の累計発行部数は2000万部を超えます。世界を舞台に挑戦し続けるその姿勢と骨太な言論は、当時の若者をはじめとする数多くの読者に勇気と多大なる影響を与えました」と功績を伝えた。
通夜および葬儀・告別式は故人の遺志ならびに遺族の意向により、近親者のみで執り行う。喪主は陽一氏。後日「お別れの会」を開催予定とした。
信彦さんは1942年1月8日生まれ、東京都出身。58年に両国高校を卒業し、渡米。約10年の米国生活を経て、ジャーナリストに転身した。76年に「二人の首領」で文壇デビュー。77年に発表した「二〇三九年の真実 : ケネディを殺った男たち」が話題となった。以降、“傍観者よりも当事者を選ぶ”という攻撃的な方法論で世界各地の危険な現場に飛び込み、小説やノンフィクションを多く発表した。また、「アサヒスーパードライ」のCMでも存在感を放った。
主な著書は「男たちのバラード」「石油戦争」「アメリカの狂気と悲劇」「モサド、その真実」「傭兵部隊」「誰も見なかった中国」「勝ち残りの『生き方』」「10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ」。
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