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2026年2月6日 07:00

ヒューマノイドの「ただいま」が家族を動かす 是枝監督最新作『箱の中の羊』公開日決定

ヒューマノイドの「ただいま」が家族を動かす 是枝監督最新作『箱の中の羊』公開日決定
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俳優の綾瀬はるか(40)とお笑いコンビ「千鳥」の大悟(45)が夫婦役で主演を務める、是枝裕和監督の新作映画『箱の中の羊』が5月29日に公開されることが明らかになった。あわせてポスタービジュアルと特報映像も解禁された。

是枝監督が日本映画でオリジナル脚本を手がけるのは『万引き家族』以来、8年ぶり。最新作で描かれるのは、少し先の未来を舞台にした家族の物語。

息子を亡くした夫婦のもとに、息子と同じ姿と声を持つヒューマノイド・翔が迎え入れられ、止まっていた家族の時間が再び動きだす。だが、その先に待つのは彼らの想像を超えた“未来”だ。

公開されたポスタービジュアルには、森の中で大木にそっと顔を寄せる翔(桑木里夢※桑は異体字)の姿が映し出されている。深い緑の中、苔むした大木に目を閉じて頬を寄せる様子は、まるで木から何かを感じ取ろうとしているかのよう。添えられた手はヒューマノイド特有の無機質な造形で、生命の象徴である森の緑との対比が、是枝監督が挑む新たなテーマを示唆している。

特報映像は、家全体が“箱”のように見える甲本家を俯瞰で映すショットから始まる。「ただいま」と無邪気に告げる翔(桑木)に、妻・甲本音々(綾瀬)が「おかえり」と返し、夫・健介(大悟)もやや硬い表情で「いらっしゃい」と応じる。かつての親子の記憶をなぞるような3人のやり取りには、温かさと切なさが混ざり合う独特の空気が漂う。

建築家である音々が手がけた家の模型には、仲むつまじい3人家族の像が置かれている。タイトル『箱の中の羊』は「星の王子さま」の一節に着想を得たもの。特報のラストでは、前方を見つめる3人の視線の先に広がる“未来”を想像させる印象的なカットで締めくくられている。

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