すい臓がんを公表しているホラー漫画界の重鎮として知られる日野日出志氏(79)が10日、自身のXを更新し、再入院したことを明らかにした。
日野氏は「入院している。原因は玄関で気絶しているのを、偶然来た息子が発見してくれたからだ」と報告。「玄関を開けてチェーンを開けろと叫んでいる。が、体が動かない。何か意味不明な事を言っていたらしい。抗がん剤に耐えられる体力回復のための入院だが、どこまで時間が残されているだろうかなぁ…」と明かした。
その後もXを更新し、「“死”をどうか暗い後ろ向きな話と、とらえないで下さい。私の心は穏やかでとても安らかに生きているのですから…」と思いを伝えた。
さらに11日には「私に何かあったら娘と息子が著作権を引き継ぎ『日野日出志著作権事務所』として活動する事になります。このスマホも娘が引き継ぎますので、今まで同様交流のほどよろしくお願い致します」と知らせた。
1967年にデビューした日野氏は、漫画雑誌「ガロ」「少年画報」「少年サンデー」などで「蔵六の奇病」「地獄変」などの作品を発表。怪奇と叙情が融合した独自の世界観で人気を確立した。ホラー漫画界の重鎮として国内外で高く評価され、作品の多くが翻訳され海外でも読まれている。現在は大阪芸術大学芸術学部キャラクター造形学科の教授も務めている。
昨年11月にXですい臓がんを公表。「幸い転移が無いので年明けに切除することになった。年内いっぱいは抗がん剤の点滴と飲み薬でがんの縮小と拡大を食い止める治療を続ける予定だ」と説明していた。
先月3日に入院し、その後約11時間の大手術を受けた。その際のXでは「20日に退院が決まった。その後半年間抗がん剤治療に移行する」「すい臓がんの余命は極めて短い。残された時間を少しでも家族、友人たちと楽しく過ごしたいと思います。もちろん皆さん方とも…」とつづっていた。