ニュース番組『ABEMA Morning』では、絵本『ねこいる!いる!』の作者、たなかひかるさんにインタビューを敢行。芸人、漫画家、そして絵本作家として活躍する創作の原点に迫った。
■創作のルーツは「いないいないばあ」

ページをめくると、思わぬところから猫が現れる絵本『ねこいる!いる!』。たなかさんは自身の創作スタイルを、「人が最初に触れるお笑いは、多分『いないいないばあ』だと思う。一応そのシステムというか、作り的には『いないいないばあ』なんです。猫いる?…いる!っていう」と説明。
猫については、「実家の方でも、自分も飼っていて、好きですね。小さい頃からずっといたんで」といい、「うちの猫は、もう本当に爪切りが大変な子で…ケガだらけになってしまう(笑)」と明かした。
■M-1時代の苦い記憶

芸人としての顔も持つ、たなかさんは「発想のベースはお笑いになってしまう」と語る。
過去にM-1に挑戦していたことについて、「2005年の敗者復活では楽しく、気持ちよくやって帰らせていただいたが、2007年の敗者復活は、サンドウィッチマンさんが優勝された年で、見送っている。それがあったので、吉本やめて、グレープカンパニーに入ったが、漫才中に相方と顔を見合わせて笑っちゃうぐらいスベった(笑)。ちんちんにスベったが、今となってはいい思い出」だと振り返った。
■「こんなのネコじゃない!」大喜利

とにかく笑えて、ちょっとシュールな絵本『ねこいる!いる!』はどうやって生み出されるのか。たなかさんが考えたお題『うえ〜ん。こんなの、猫じゃないよ。』 をもとに、即興でイラストを描いてもらった。
お題については「なんかちょっとちゃうぞみたいな。ほんとはガンダムを欲しかったけど、お父さんが絶妙にガンダムじゃない偽物のプラモデル買ってくるみたいなパターンあるじゃないですか。あのがっかり感っていう考え方も楽しいし、全然ネコじゃないのを描いてもいいと思う」と補足した。
描いたイラストについては、「全然その…うっすら猫じゃないというか、もうサイズ的にも猫じゃないです。あと鳴き声もちょっと違うし。(描いた猫は)人を食いますね」とコメント。子どもたちから「こんなの猫じゃない!」とツッコミが入りそうな、独特の世界観だ。
■「紙をめくる驚き」を最後まで守りたい

こういった発想で、お笑い芸人、ギャグ漫画家としても活躍してきたたなかさんが、最後に絵本作家としての特別な思いを明かしてくれた。
「ギャグ漫画とかでもそうだが、めくったときに驚きがあるようにして作ってる。今はもう漫画を本で読む人も少なくなってきたので、紙をめくって、考える意味もあまりなくなってきたような気もしている。でも絵本は、最後まで紙で残る、紙として手に取ってもらえるものだと思うので、やりがいはある」(たなかひかるさん)
(『ABEMA Morning』より)