声優の梶裕貴(40)が26日、自身のXを更新し、約13年間所属した株式会社ヴィムスを退所し、独立することを発表した。今後は、自身のライフワークでもある音声AIプロジェクトに注力するという。
梶は「この度、約十三年間お世話になりました株式会社ヴィムスを離れ、独立する運びとなりました」と報告し、「グループ会社である前事務所から数えると、実に二十二年間。まさに、私の声優人生のすべてを育んでいただいた場所と言えます。右も左も分からず、何者でもなかった自分を見出し、声優として、社会人としての礎を築いてくださったこと、心より感謝申し上げます」と思いを伝えた。
独立の理由については「声優としての可能性をさらに広げ、一生涯、貪欲(どんよく)な表現者であるべく挑戦を続けていきたいから」とし、「その目標を実現するために必要不可欠な柱となるのが、今では私自身のライフワークとも言える、音声AIプロジェクト【そよぎフラクタル】の存在です」と説明した。
そして「私が目指しているのは、人間とAIが共鳴し合う、声の表現における歴史の改革です。テクノロジーが進化し続ける今、あえてその渦中に飛び込み、自ら舵を取る。それは、生身の人間だからこそ生み出せる“声の魂”の価値を誰よりも信じ、守り抜きたいと願うからです。この挑戦には、生半可な覚悟では臨めません。だからこそ、自分のすべてを懸けてプロジェクトを成功に導くべく、新たなチームを発足するに至りました」と明かし、「長年にわたり、たくさんの愛を与えてくださった大切な場所から巣立つ以上、この決断が間違いではなかったことを、今後の活動を通して必ず証明して参ります」と決意を新たにした。
4月9日からは、新会社の代表取締役になるといい、「四月八日(水)までは、株式会社ヴィムスの声優・梶裕貴として、変わらず全力を尽くして参る所存です。これまで通り、誇りと責任、矜持(きょうじ)を持って声優業にまい進して参りますので、引き続き、ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほど、どうかよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。
梶は、2004年に声優デビュー。アニメ「進撃の巨人」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」など人気作に多数出演している。
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