俳優の佐藤二朗(56)が原作・脚本、主演を務める映画『名無し』(城定秀夫監督、5月22日公開)の主題歌に、ラッパーでシンガー・ソングライターのNovel Coreによる書き下ろし楽曲「名前」が起用されることが、17日に発表された。あわせてポスタービジュアルと、物語の一端がうかがえる場面写真も公開された。
映画は、もともと佐藤が映画化を念頭に執筆した脚本が原点。過激なテーマと独自の世界観ゆえに「一時はお蔵入り寸前」だったものの、その脚本が編集者の目に留まり、漫画家・永田諒氏の作画で漫画化が実現した。名もなき怪物の狂気と、その正体に迫るサイコ・バイオレンスとして人気を集め、その世界観を基に今回の映画化へとつながった。
物語は、白昼のファミリーレストランで起きた無差別大量殺人事件から始まる。防犯カメラには、容疑者とされる中年男の姿が残されていた。被害者は全員、鋭利な刃物のようなもので切りつけられていたが、映像には本来あるはずの凶器だけが映っていない。鍵を握るのは男の右手。その手が向いた先では、必ず“何か”が起こる。目に見えない力の謎と、その奥に潜む恐るべき真実──そこから逃れることはできるのか。
主題歌「名前」は、Novel Coreにとって初の映画主題歌となる。楽曲の詳細は未発表だが、作品が持つダークで切実な世界観に寄り添う一曲になるという。物語の感情を支える重要な楽曲として注目が集まっている。
Novel Coreは、高いラップスキルと繊細な歌唱力、そして飾らない等身大の言葉でつづるリリックが支持を集める若手アーティスト。ヒップホップとロックを軸に、サブカルチャーを融合させた独自のサウンドを確立し、これまでに発表した全アルバムが国内主要チャートで1位を獲得するなど、音楽シーンで存在感を示している。さらに、ライブ演出や衣装のスタイリング、アートワークまで自らディレクションを手がけるなどクリエイティブ面でも評価が高い。FERRAGAMOやETROのモデルとしても活動しており、アーティストとしての表現領域をさらに広げている。