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ベストセラー作家の原田マハ氏が、自身の小説を原作に脚本・監督を務める映画『無用の人』(2027年1月公開)で、メインキャストに蒼井優(40)、永山瑛太(43)らが発表された。
原田氏が自作をみずから映画化するのは初めてで、今作が監督デビュー作となる。原作短編集『あなたは、誰かの大切な人』(講談社文庫)に収められた同名作をもとに、家族の記憶をめぐる静かな感動作として描かれる。
2005年に『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し、翌06年にデビューした原田氏。『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞、『リーチ先生』で新田次郎文学賞を受賞するなど、アートを題材にした作品で幅広い支持を集めてきた。
映画は、美術館で監視員として働く主人公・聡美のもとに届いた、差出人不明の「鍵」から物語が動き出す。ひと月前に孤独死した父の足跡をたどるなかで、家族さえ知らなかった父の晩年の姿が少しずつ明らかになっていく。
主人公の聡美を演じるのは蒼井。アートと茶の湯を愛し、静かに人生を閉じた父・唯一役にイッセー尾形(74)が起用され、父娘役での共演は今回が初めてとなる。
聡美を支える母・柊子役は渡辺えり(71)。さらに映画オリジナルキャラクターとして、唯一が通っていた古道具店の店主・タク役を永山が演じる。
蒼井は撮影を振り返り、「私がこれまで目にしたことのない景色を数多く見てこられた原田マハさんが、どのような映画を、どのように作られるのかとても興味を抱いていました。穏やかに現場を見つめていらした原田監督の眼差しから、私は多くのことを学ばせていただいたように思います」とコメントしている。
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