お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(45) が製作総指揮・原作・脚本を務めるアニメ映画「映画 えんとつ町のプペル〜約束の時計台〜」(廣田裕介監督)の初日舞台挨拶が27日、都内で行われ、西野の相方でカジサックこと梶原雄太らが登場した。
シリーズの原作となる絵本「えんとつ町のプペル」は累計80万部を突破し、ミュージカル、歌舞伎、バレエへと広がる人気作。最 新作は、親友プペルを失った少年ルビッチが異世界「千年砦」に迷い込み、止まった時計台を動かして元の世界に戻ろうとする冒険が描かれる。
初日を祝うべく、登壇者はシックな装いでそろう中、梶原だけカジサックの“正装”である赤いジャージ姿で登壇。挨拶も早々に西野は「一人だけ目立とうとしてね、お前の出番じゃない! お前の会でもないのに、カジサックを前に出して来て、本当に気分が悪いです」と笑いを誘い、会場を盛り上げた。
今作は、「キングコング」がデビューしてすぐにブレークした直後、仕事がうまくいかず、「どの現場でも結果が出せない」ことが続き、プレッシャーに耐え切れず、梶原が失踪してしまったエピソードがもとになっている。
コンビは無期限の活動停止となり、数カ月後には事務所から、ピンで活動しないかという提案をされた当時について、西野は「漫才をしている時間は楽しかったし、おしゃべりも楽しくて、それが全部無くなっちゃうのもイヤだった。僕が一人で行って、うまく行っちゃうといよいよ梶原さんが帰ってくる場所がなくなっちゃうので、『待ちます』と返事をした」と回想。「人生を振り返ってみても、それが一番覚悟を振り絞った瞬間かなと思ったので、ここがすごくコアな部分で、外すわけにはいかなかった」と、この出来事への思いを語った。
このエピソードが描かれたシーンを見た梶原は、「声が出るくらい泣いちゃいました」と言い、「20年以上前の話ですけど、西野が待っているっていう景色は僕しか見ていない。僕にとって良い思い出かはアレですけど、今頑張れているのもあの一瞬のおかげとか、いろんな思いが襲ってきた」としみじみ。西野も「まんまですもんね。まんま同じセリフを交わしている」と話した。