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俳優の木村多江(55)が、舞台『わたしの書、頁(ページ)を図る』で初の主演を務めることが2日、発表された。紀伊國屋書店の創業100周年を記念した公演で、7月に東京・紀伊國屋ホールで上演される。
本作は、演劇プロジェクト「EPOCH MAN」を主宰し、独自の世界観で注目を集めてきた小沢道成氏が、作・演出・美術を担う最新作。長年あたためてきた「静かな図書館を舞台にした“華やかな”物語」という構想を、ヒューマンエンターテインメントとして形にした。
木村が演じるのは、主人公の図書館職員の柳沢町子。淡々と過ぎていく日常の中で、常連客の人物像を想像しては元の静けさに戻る──そんな時間を繰り返す町子だが、ある日、年下の青年との出会いを機に、胸の内に変化が芽生え始める。図書館に集う人々の本音や背景に触れながら、葛藤を抱えつつも少しずつ変わっていく姿が描かれる。
木村は上演に向けて、「紀伊國屋ホールは幾度となく芝居を観た、私の人生のページを作った場所。そして小沢さんが、あてがきのように書いてくださった、今はまだ私のような私でない人の物語。それが才能ほとばしる小沢道成という人に導かれ、どう私の中に生まれみなさんの元に届くのか。今は怖くて足がすくみそうだけれど、きっと、いや必ず私の物語になる、みなさんの物語になるはず」と語り、思いを込めた。
さらに、図書館に通う個性豊かな常連客を演じるキャストとして、味方良介、光嶌なづな、中井智彦、坂口涼太郎、猫背椿の出演も発表された。
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