日本を代表するギタリスト・高中正義(73)が3月31日、英・ロンドンのO2アカデミー・ブリクストンでコンサートを開催した。ワールド・ツアー「SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026」の初日公演で、ロンドンでのライブは、サディスティック・ミカ・バンドに在籍時代の1975年10月17日、18日のエンパイア・プール(現:OVO アリーナ・ウェンブリー)でのコンサート以来、51年ぶりだった。
同ホールは5000人収容で、ローリング・ストーンズ、マドンナといった、ワールドクラスのアーティストが使用する名門だ。
現在、日本の70〜80年代のシティポップスがサブスクを通じて海外でも人気。高中もご多分に漏れず人気で、サブスク総再生数の90%が海外。しかも20〜30代の世代に支持されているという。
客層は20〜30代が多く、大半が現地のファンのようだったという。ロンドン公演は2日間とも即完売だった。
開演前から、客席からは「TA・KA・NA・KA」コールが湧き上がる。真っ赤なスーツに新しく開発中の青のTAKANAKAモデルギターを携えた高中が登場するや、会場は最高潮の盛り上がりとなり、名曲「BLUE LAGOON」で幕を開けた。
「BLUE LAGOON」や「BRASILIAN SKIES」「OH! TENGO SUERTE」の高中が弾くメインメロディー・パートに合わせて、現地のファンは“TuTuTu”や“LaLaLa”と大きな声で歌う。高中の楽曲は歌詞がないインストゥルメンタルにもかかわらず、歌っていた。
さらに、日本と違うのは終始、大騒ぎで盛り上がってること。モッシュやダイブが客席で自然発生しパンク系のライブかと見まがうばかりだった。
日本でのツアーの本編ラストは「READY TO FLY」だったが、この日のラストは「黒船(嘉永6年6月4日)」。クリス・トーマスがプロデュースしイギリスでも発売されたアルバム「黒船」に収められた曲だ。51年前のイギリス公演でも演奏された曲。客席には、「黒船来航50年」と書かれた全ツアーのグッズを持っている人もいたという。
この後、高中はニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスのアメリカ・ツアーを経て、4月29日のオークランドまでの豪州ツアーを開催。5月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAでワールド・ツアー凱旋公演を行う。