女優の有村架純(33)、黒木華(36)、南沙良(23)が初共演する映画「マジカル・シークレット・ツアー」(6月19日公開)の主題歌に、作曲家・演出家の椎名林檎(47)の代表曲「ありあまる富」が起用されることが、7日に発表された。
本作は、監督・脚本を手がける天野千尋氏が、2017年に中部国際空港で実際に起きた金密輸事件から着想を得て制作したオリジナル映画。大規模ロケを行ったシンガポールを舞台に、思いがけず金密輸に巻き込まれていく三人の女性の姿を描く。
主題歌となる「ありあまる富」は、2009年に発売された椎名林檎のシングル楽曲で、発表から15年以上が経った現在も多くのアーティストにカバーされるなど、世代を超えて支持を集めている。
主演の有村は、主題歌について「椎名林檎さんのこの楽曲が優しい眼差しででも的確な視点で、この作品ごとすくい上げてくださっています」とコメント。
また天野監督も、「金を密輸する彼女たちにとって、あるいは私たち一人一人にとって、または世界にとって、「富」とはなんなのか?「富」が満ち足りるとはどういうことなのか?今あらためて林檎さんの痛烈な問いかけが、映画のラストでこちらに突きつけられる気がします」と語っている。
あわせて、主題歌を使用した予告映像も公開された。映像では、平凡な暮らしを送っていた主人公・和歌子(有村)が、夫の横領と多額の借金を知ったことをきっかけに、突然経済的に追い込まれ、金密輸に手を染めていく様子が描かれる。
さらに、闇バイト(=金密輸)の現場で出会う返済に追われる研究員・清恵(黒木)と貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由(南)という二人の女性の、ダークで緊迫感あふれるキャラクターにも焦点を当て、どうしようもない世の中へのやるせなさが、アコースティックサウンドとともに見る者の胸に迫る内容となっている。