シンガー・ソングライターのUruによる楽曲「さすらいの唄」が、俳優の黒島結菜(29)が主演を務める映画『未来』のイメージソングに選ばれたことが、15日に発表された。
原作は、『告白』『母性』『白ゆき姫殺人事件』などで知られる作家・湊かなえ氏の同名小説。人が抱える葛藤と“救い”を描く物語を、Uruの情緒的な歌声が包み込む。
「さすらいの唄」は、今年2月に発売されたUruの最新アルバム『tone』に収録されたバラード。作品の持つ根幹的なテーマと強く響き合う楽曲として、映画サイドからオファーを受け、イメージソングとして実現した。
物語の主人公は、複雑な家庭環境を抱えながら教員を志す女性・篠宮真唯子。黒島が演じる真唯子は、ある日、教え子の佐伯章子(山崎七海)から、「20年後のわたし」から届いたという一通の手紙の存在を告げられる。その出来事をきっかけに、彼女の人生は静かに、しかし大きく揺らぎ始める。
原作者の湊氏は、Uruの歌声に触れ、「歌声に『祈り』を感じる。観客の皆さんの『祈り』とリンクし、物語の『救い』につながると信じています」と賛辞を寄せた。
また、瀬々監督も、「若い人たちが必ず持つ、変わりたい自分への葛藤が優れて表現されている」とコメントし、楽曲が作品に与えた力を語っている。
Uruは楽曲に込めた思いについて、「息苦しくなるような胸の痛みを感じながら、自然に一つの願いが心に浮かんでいました。きっとこれは、この作品を観た全ての方の心に浮かぶものなのではないかと思います」と語る。
さらに、「湊かなえさんがあとがきでおっしゃっていた事を、この作品のタイトルに深く、深く、感じることができました。「さすらいの唄」の主人公もある種の願いを持っていて、それを作った私もまた願いを持って制作した曲です」と明かし、作品と楽曲の深い共鳴を強調した。
今回、イメージソング「さすらいの唄」に乗せて描かれた予告編も公開された。