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2026年5月4日 04:00

市川中車「自分ではない何かでやっている」約12mの高さの宙乗りに挑む

市川中車「自分ではない何かでやっている」約12mの高さの宙乗りに挑む
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歌舞伎俳優の市川中車(60)、市川團子(22)親子が出演する「歌舞伎町大歌舞伎三代猿之助四十八撰の内『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』」が、東京・THEATER MILANO-Zaで3日に開幕した。1日には、同所で、初日前会見が行われ、中車と團子が登壇した。

今作は、1981年に三代目市川猿之助が歌舞伎座で復活上演させ、これまでに12回再演された。中車は二幕目の「岡崎無量寺の場」で、十二単をまとって宙を飛ぶ猫の怪を初役で勤め、團子は舞踊「写書東驛路」で、お半と長吉、老若男女から雷までの十三役を早替りで勤める。

中車は開幕を前に、「お客様にたくさん来ていただいて、“父の思い入れのある作品を、一人でも多くの方に見ていただきたい”と、一丸となっておりますので、日々、色々と研さんをしながら、頑張って前に進んでいると思っています」と気合十分で、「父が(今作を)42歳から57歳までやっていたことに、改めて尊敬の念を抱かずにはいられません。父が57歳で引退した役を、僕は60歳で、初役でやっているので、自分にむちを打って、一生懸命やっていきたい」と意気込んだ。

團子も「昨日(4月30日)初めて舞台の上でお稽古させていただきまして、率直な感想を申しますと本当に難しかった。より一層、お客さまに楽しんでいただける公演になるように研究を重ねたいと思いました」と語った。

この日も役の衣装で登場した中車は、宙乗りの高さについて、「12mあるらしくて、歌舞伎座が8m半で、歌舞伎座よりも高いということでございますので、まあ…安心でございます」と笑いつつ、「ただ無我夢中で、これだけの衣装をつけさせていただいているので、もう自分はどこか遥か彼方に飛んでいっちゃって、自分ではない何かでやっている感覚がする」と明かした。

公演は同所で26日まで。

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