二人組女性ラップユニット「HALCALI」(ハルカリ)の23年前の楽曲「おつかれSUMMER」がこのほど、MUSIC AWARDS JAPAN 2026の「最優秀バイラル楽曲賞」にノミネートされた。
同賞はTikTokでの動画・投稿に使用された楽曲の中からの選出。「おつかれSUMMER」はTikTokでの総再生回数では国内楽曲としては前代未聞の65億回を超え、ストリーミング累計再生数も1億5000万回を突破している。
MUSIC AWARDS JAPAN 2026の授賞式は東京・有明のTOYOTA ARENAで6月13日に開催される。
授賞式では最優秀楽曲賞、最優秀アルバム賞、最優秀アジア楽曲賞などの主要6部門のほか、音楽業界の中では、「最優秀バイラル楽曲賞」がにわかに注目され始めているという。
その引き金になったのが「おつかれSUMMER」。音楽関係者は「ここ数年の傾向としてTikTokでの再生回数などで、注目される曲が増加している」と話す。同曲はアーティストの稼働がない中、65億回もの総再生回数を記録したからだ。
広瀬香美の「ロマンスの神様」は2022年に16億回を記録しTikTokで上半期の「トレンド大賞」を受賞。24年には、KOMOREBIの「Giri Giri」が、「ギリハッピー」というキャッチーなフレーズと「ギリハピダンス」で爆発的な人気を集め23億回を突破して話題となった。
「おつかれSUMMER」の発売元のフォーライフ関係者は「我々も意識していませんでした。しかし、TikTokで楽曲を聴いた音楽ファンの間で評判になったようです。斬新なヒップホップと彼女たちの音楽性が見事に融合した楽曲だったことがウケ、その後、マレーシア、タイ、ベトナム、韓国といったアジア各国の音楽ファンに拡散され、全世界の35の国と地域でバイラルチャート入りを果たしました。日本以上に海外ファンから幅広く支持されたようです」と解説した。
Z世代を中心としたユーザーの間では今、2000年代のいわゆる“平成楽曲”が再認識されており、「おつかれSUMMER」のリバイバルヒットで、音楽業界では“平成レトロ”という新たな言葉が生まれているという。
なお、HALCALIは13年ぶりに音楽活動を再開。8月16日に千葉・幕張メッセで行われる「SUMMER SONIC 2026」への出演を予定しており、リアルイベントでの再集結とパフォーマンスにも注目が集まっている。