歌舞伎俳優の中村芝翫(60)、中村橋之助(30)が8日、都内で行われた「国立劇場 令和8年6月歌舞伎鑑賞教室『仮名手本忠臣蔵』」(サンパール荒川、6月5日〜20日)の取材会に登場。芝翫は、妻・三田寛子(60)が、橋之助の妻で元「乃木坂46」の能條愛未(31)に“梨園の教え”をほどこす様子を明かした。
会見で橋之助への祝福の言葉を求められた芝翫は、「祝福より何より、娘ができたことがうれしくて。あんないいお嬢さんが嫁に来てくれたっていうのがね。とにかく明るい」と笑顔。「おかしいのが、僕の同級生に結構、乃木坂のファンがおりましてね。同級生が喜んで『いつ嫁に会わせてくれるんだ』とかそういう連絡ばっかりが多い」と笑わせ、「良いお嫁さんをもらって、彼も役者として充実している時なので、いい結婚をしたのではないかなと思います。『うちの娘でございます』って紹介するのが何よりの楽しみ」と終始目尻を下げていた。
自宅では三田が能條に着物の着付けなどを教えており、芝翫は「ついでに自分の苦労話を結構、愛未ちゃんにしているんですよ。そういうことをうちの女房はあまり言わなかったもんですから、そんな時があったんだって。それを聞くのが楽しい」と新たな自宅時間を満喫しているそう。「どんな苦労話?」と聞かれると、「それは言えないですよ…そんなの言ったら女房に殴り殺されます」と冗談交じりで返していた。
橋之助は「人に『家内です』って紹介している自分が、急に大人になった気がしている」と照れ笑いし、「父の手を離れて、僕がきちっと役者としてもしていかないといけない。改めて気を引き締めて、祖父が守った成駒屋を、僕の代でも強い一門にできるように、恥ずかしくない成駒屋にしていくのが使命だと肝に銘じていきたい」と背筋を伸ばしていた。
国立劇場では、開場翌年の1967年から、学生の芸術鑑賞の機会として、また、歌舞伎になじみのない人に向けて、歌舞伎鑑賞教室を開催。同作は義太夫狂言屈指の名作で、主人公・早野勘平と恋人のおかるの行き違いから生じる悲劇の物語で、芝翫と橋之助が勘平をダブルキャストで演じる。