エンタメ

2026年5月15日 11:51

【訃報】直木賞作家・佐藤愛子さん 102歳 数々の小説、エッセイが映像化

【訃報】直木賞作家・佐藤愛子さん 102歳 数々の小説、エッセイが映像化
広告
1

「戦いすんで日が暮れて」などで知られる直木賞作家の佐藤愛子さんが4月29日、老衰のため亡くなった。102歳だった。

葬儀は親族のみで執り行われ、佐藤さんの遺志により、お別れの会は行わないという。

佐藤さんは1923年11月5日、作家の佐藤紅緑さんと女優の三笠万里子さんの次女として大阪府に誕生。詩人のサトウハチローは異母兄。50年「文藝首都」同人となり処女作を発表。60年「文學界」に掲載された「冬館」で文壇に認められ、69年「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、1979年に「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。

佐藤家の人々の凄絶な生きかたを描いた小説「血脈」で2000年に菊池寛賞を受賞し、ドラマ化もされた。15年「晩鐘」で紫式部文学賞を受賞。17年には旭日小綬章を受章した。

エッセイの名手としても知られ、16年に刊行した「九十歳。何がめでたい」は17年の年間ベストセラー総合第1位になり、草笛光子主演で映画化もされた。

小学館からは娘・杉山響子さんと孫・桃子さんよりコメントが発表された。以下、全文。

「佐藤愛子は令和8年4月29日の昭和の日に永眠いたしました。

大正から昭和、平成、令和を駆け抜けるように生きました。

最期の瞬間は疲れ切った表情ながらも、布団の下でつないだ手を力強く握り返してくれました。

我儘(わがまま)放題、天衣無縫に生き抜いた102年でした。

最後まで多くの方に声援を頂いた102年でした。

こんな幸せな人生はないと思います。

『本当にありがたいねえ』本人の最後の言葉です。

心より感謝申し上げます」

※写真は2017年 旭日小綬章受章の会見の際のもの

広告