映画『怪物』や『国宝』など話題作への出演が続く俳優・黒川想矢(16)と、韓国の新鋭俳優キム・ジアン(17)がダブル主演を務める日韓合作映画『3ミリの恋』が、11月6日に公開されることが発表された。
メガホンをとるのは、本作が商業映画デビュー作となる在日韓国人3世の全辰隆(チョン・ジニュン)監督。全監督の祖母が暮らしていた韓国・釜山と、海を隔てた佐賀・唐津。
その歴史や文化を知るほどに感じた韓国との距離の近さに着想を得て、この二つの地を舞台に映画を撮りたいという思いがテーマの原点となった。主人公のタツヒコを「太陽」、ヒロインのユンスルを「海」とイメージして物語を構築したという。
物語の舞台は佐賀県唐津市。釣りに明け暮れる高校生のタツヒコ(黒川)のクラスに、夏休み目前のある日、釜山からの留学生ユンスル(キム)がやってくる。共に過ごす中で、彼女が唐津を留学先に選んだ理由が少しずつひもとかれ、二人は距離を縮めていく。
しかし、タツヒコの何気ない一言がユンスルを傷つけ、彼女は翌日、突然韓国へ帰ってしまう。戸惑うタツヒコは、歴史の教科書に載っている日韓の地図を見つけ、唐津と釜山の距離を定規で測る。そこにあったのは、わずか"3ミリ"という距離だった。
主演のキム・ジアンは出演の経緯について、「初めて脚本を手にした時、韓国の若者たちの姿に重なるユンスルの状況や感情に深く共感し、これまでお見せできなかった一面をお見せできると思い、出演を決意しました」と語った。
さらに「普段から日本の作品に大きな関心を持っていただけに、日韓合作作品に参加できて大変感慨深いものがありました」と明かし、「私にとって大切な時間だっただけに、映画をご覧になる観客の皆様にとっても、大切な時間になれば幸いです」と日本のファンへメッセージを送った。