脚本家・演出家の三谷幸喜氏(64)が書き下ろした新作歌舞伎「三谷かぶき 歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)幕を閉めるな」が、映画館で歌舞伎を楽しめる「シネマ歌舞伎」として、2027年1月15日から公開される。
本作は、三谷氏が主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」で1991年に初演され、その後も再演を重ねてきた人気舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」を歌舞伎として新たに書き下ろした作品。昨年11月、東京・歌舞伎座で上演された「松竹創業130周年 吉例顔見世大歌舞伎」夜の部として披露され、話題を集めた。
"舞台の裏側"で繰り広げられる群像劇で、三谷氏が「決闘!高田馬場」「月光露針路日本 風雲児たち」に続いて手がけた新作歌舞伎の第3弾。
物語は、“一度幕を開けたら、その幕は下ろしてはならない”という舞台人の信念のもと、伊勢の芝居小屋・蓬莱座で次々と巻き起こるトラブルに、狂言作者・花桐冬五郎(松本幸四郎)、座元・藤川半蔵(片岡愛之助)、看板役者・山本小平次(中村獅童)ら、癖の強いスタッフ・俳優たちが奔走する姿を描いたドタバタコメディ。歌舞伎座を笑いの渦に巻き込んだ話題作だ。
三谷氏は、「歌舞伎座始まって以来の爆笑喜劇が作ってみたかった。劇場中が観客の笑い声で軋むような」と制作の思いを語り、「一流の歌舞伎役者の皆さんは一流の喜劇俳優でもある。彼らの力を借りれば、きっとそれが実現できるはず。こうして『歌舞伎絶対続魂』は誕生しました」と経緯を説明。
「そして、僕の思惑通り、歌舞伎座は見事に笑い声で溢れ返ったのです。こんな歌舞伎、後にも先にもないと言い切ってしまいましょう。是非ともこの偉業(自分で言っちゃった)を、皆さんもシネマ歌舞伎で体感して下さい」と呼びかけた。