新潟出身の歌手・小林幸子(72)が1日、新潟・津南町の「立浪部屋ファーム」で「こども食堂支援米」の田植えを行った。立浪部屋の新十両の大花竜(24)ら若手力士のほか、相撲アイドルとして知られる伊藤悠真(22)も参加。魚沼産コシヒカリを使った新しいブランド米を植えた。
このブランド米は小林の代表作「雪椿」(1987年)にちなんで命名されたもので、小林は「新潟のおいしい米を全国の子どもたちに食べてもらいたい」と意欲をみせた。
小林は、2004年に発生した、新潟県中越地震をきっかけに、被災地支援と新潟県の過疎化対策、農業支援を目的に20年以上にわたって田植えを継続してきた。
そして「長い間続けてきたが、ここ数年は農家の後継者が大きな問題になっている」と神妙な面持ちで現状を語りだすと「労働環境や待遇の見直しなどにも取り組んでいかなければならないと思う」と訴えた。
そんな状況の中、4年前からは親交の深かった立浪部屋の力士らとともに津南町の「立浪部屋ファーム」で、新たなブランドの米づくりに力を入れてきた。それが「雪椿」で、小林は「1人では出来なかったことですが、立浪親方の力も借りて、次世代を担う若い人に農業の楽しさをアピールしていければと思った」と言い、さらに、こども食堂を支援するNPO法人「こどもピースネットワーク」に賛同。同法人のスペシャル・アンバサダーとして「雪椿」を「子ども食堂の支援につなげていきたい。津南町は豪雪地帯ですが、その分、お米は本当においしいですからね」と意欲をみせてきた。
新たなライフワークとして「夢のある米づくりを将来につなげたい」と言う小林は「子どもたちの笑顔は未来の宝、そのためにも今の私に出来ることは何でもしたい」と、今回も田植えに挑んだ。
続けて「私にとって歌うことは一つの仕事ですが、それ以外に仕事があってもいいのだと思うようになりました。年齢的にもそういったことをやらなければならないのかもしれません」と話した。