デビュー56周年を迎えた歌手の野口五郎(70)が、元千葉県知事で俳優の森田健作(76)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」とFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」に、長女でピアニストの文音(あやね=24)と出演する。このほど、都内のスタジオで収録に臨んだ。ステージや音楽制作では親子共演は経験済みだが、メディアでの共演は初めて。
野口は終始緊張気味で、番組内では、文音の一言一言に「ウルウルしています」と吐露していた。
文音は昨年3月に東京音大ピアノ演奏家コースを卒業し、本格的に活動を開始した。 森田から「並んでいると本当に似ている。ただ、どちらかというとお母さん(元アイドルでタレントの三井ゆり=57)の方が似ているかな」と言うと、野口は「皆さん、そう言いますね。でも、僕はそう思っていませんが」と言うと、森田は「やはり、娘さんがいると、家が明るくなるからいいよね。ウチは男の子だったからうらやましい」と苦笑いしていた。
さらに「文音」という名前について聞かれると野口は「左右が対象の感じにした」とした上で「名前もそうでしたが、とにかく調和のとれた女の子に育ってもらいたいと思っていたので、今はうれしく思っています」と語っていた。
文音によると家にはドラムやギター、ベースなど、さまざまな楽器があり、野口が家にいる時は常に音楽に向き合っていたと言い「物ごころついた時から音楽は身近な存在になっていましたね。聴く音楽もポップスだけではなくクラッシックも多かった」と振り返る。
そんな文音について野口は「実は、自分の子ですから、おなかにいた時から音叉(おんさ)で“ラ”の音を聴かせていたんです。ある意味人体実験ですかね」と言うと「文音が生まれた後、泣いている時に、音叉で“ラ”の音を聴かせると泣き止むんです。で、ひょっとしたら、“ラ”の音を聴き慣れていて、安心したのだと思った」と話した。
その後、3歳になった時に、野口がコップをたたいて「何の音」と文音に尋ねたところ「シ」の音と答え、しかも「少し低い“シ”の音」だと答えたことから、その瞬間「この子には絶対音感がある」と確信したと言う。
さらに文音が「左利き」だったことから、野口は「左利きはピアノ演奏が合っている」と思い、ピアノを習わせてきたことを明かした。
文音は、そんな野口に「普段はジョークばかり言って笑わせていますが、音楽に対しては本当に厳しかった。でも、そんな父を心から尊敬しています」と言うと、野口は「言葉が出ませんね。ウルウルしてしまいます」と喜びを隠せなかった。
文音は、大学卒業後は野口の作った曲のアレンジを手掛けるほか、ピアノ演奏、ストリングスでも共演している。
野口は現在、「A new chapter〜新たな章へ〜」と題したNHK交響楽団との共演コンサートを全国で開催中。8月14日の東京・赤坂サントリーホール公演からは、文音もピアノ演奏で加わる。
ニッポン放送は6月29日、FM NACK5は7月5日放送予定。