俳優の木村多江(55)、味方良介(33)、坂口涼太郎(35)らが2日、東京・紀伊國屋ホールで、舞台「わたしの書、貢(ページ)を図る」(3日初日)の公開稽古を行った。
新進気鋭の作・演出家、小沢道成氏の「静かな図書館を舞台にした“華やかな”物語が見てみたい」という構想から誕生した、笑いと涙と音楽が融合したヒューマンエンターテインメント。
図書館職員として何の変哲もない毎日を繰り返す町子(木村)が、常連の利用客たちの人物像や職業を想像し、“妄想過多”な日々を過ごす中で、年下の青年と出会い、変化していく姿を描く。
舞台は初主演となる木村は「座長感もなく必死に走りすぎた。みんなが健康で、ニコニコ笑っていたらいいなと考えてここまで来た。私は引っ張っていくタイプじゃないので、下から支えていく感じでやっています」と仲間を見つめた。
今回の脚本は当て書きで「ロックな姿を見たい」とオファーされたという木村は、「どうロックになっていくのか全く想像がつかなくて、でも『なんとなくそう見えたらいいな』っていう所に今たどり着いている」と手応えを語った。
「最初に思っていたよりも、町子という役が等身大であり、だんだん私も町子になってきて、人付き合いがちょっとヘタになってきたり、うまくいかなくなっていくところが出てきた」と役に吸い寄せられているそうで、「町子をとても愛(いと)おしいと思いつつ、私と町子が心の中で戦っている状態」と笑った。
坂口は「荒れ狂う木村多江さんを見て欲しい! 私たちが見たかった木村多江さんが全部詰まっている」と見どころをアピール。「薄幸な木村多江さんも、どうなっちゃうの? っていう鬼みたいな木村多江さんも、最後まで釘付け。荒れ狂った木村多江さんを生で浴びていただきたい」と木村の“新境地”を熱弁していた。