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デビュー28年を迎えたジャズシンガーの綾戸智恵が難病を抱える息子について語る場面があった。
12年前、綾戸の愛息・イサさんは“においを感じない”難病になった。病は味覚にも影響を及ぼすため、綾戸は日々、イサさんのために工夫を凝らした食事を作っているという。
「難病って指定を受けたとき、『なんでやねん』と思いました」と、病が発覚した当時の心情を振り返った綾戸。「通っていた学校では車の整備士をやりたかったんですけど、ガソリンのにおいがわからないと危険なので、途中で学校を退学させられました」と、夢を断念せざるを得なかった辛い過去を告白した。
しかし、ある友人に相談したことで、イサさんは意外な職業へと導かれることになったという。
「コーヒーの焙煎をする友人がいまして、ファンの方なんですけど、『これならいける!』って。『におわないのに?』って聞いたら、『鼻じゃないんだよ。目や耳で作るんだよ』って言われて」(綾戸)
この友人の一言に背を押され、イサさんは新たな夢に向かって歩み出した。綾戸は「一生の仕事とは思っていないんですよ。人生の中の空間を、何かをするということで私は埋めてほしかった」と、息子を思う母としての切実な想いを明かした。
黒柳徹子が「今日、イサくんからコーヒーもらいましたよ」と嬉しそうに明かすと、綾戸は「やっと自慢のコーヒーの味に近づきまして」と満足そうな笑みを浮かべていた。
そのほか番組では、綾戸の波瀾万丈な歌手人生についてもトーク。批評家から「こんなのはジャズではない」と批判され、コロナ禍には引退を考えたこともあったという。ようやく自信を持てるようになったきっかけとは?
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