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2026年7月7日 14:33

徳重聡 5カ月間で監督も驚くほどの肉体改造を敢行!大胸筋、上腕二頭筋が隆々と…

徳重聡 5カ月間で監督も驚くほどの肉体改造を敢行!大胸筋、上腕二頭筋が隆々と…
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“21世紀の石原裕次郎”として注目され、2004年に「西部警察SPECIAL」(テレビ朝日系)で俳優デビューした徳重聡さん。硬派な役柄が多かったが、転機となった「下町ロケット(2018)」で根暗で嫌味(いやみ)な技術者を演じイメージを一新。モラハラDV夫、悪徳政治家などクセの強い役どころに次々とチャレンジ。現在、原点回帰と言える正統派の役柄を演じた映画「ライフセーバー!」(児玉宜久監督)が公開中。(この記事は全3回の後編。前編と中編は記事下のリンクからご覧になれます)

■ユニークなキャラからシリアスな役どころまで

「愛しい嘘〜優しい闇〜」(テレビ朝日系)の強烈なモラハラDV夫が話題になった徳重さんだが、「僕の大好きな妻!」(フジテレビ系)では、漫画家のユニークなキャラにチャレンジ。この作品は、新婚ホヤホヤで妻に発達障害があることがわかった夫婦の幸せのカタチを描いたもの。

アパレルショップの派遣販売員として働く知花(百田夏菜子/ももいろクローバーZ)は、マンガ家アシスタントの悟(落合モトキ)と結婚し、幸せな日々を過ごしていた。しかし、約束を忘れたりすることが続いて仕事をクビになり、発達障害があることがわかった知花は、ショックを受けるが悟とともに前向きに歩き始めることに…というストーリー。

徳重さんは、悟がアシスタントを務めるベテラン漫画家・野村萬坊(小倉久寛)のチーフアシスタント・佐竹学役。リーダー格の熱いチーフだが、妻に生活を支えてもらっているところに子どもも生まれ、工事現場でアルバイトもしていて漫画家稼業を辞めることも考えている。

「いろいろな思いも抱えているのですが、人一倍明るくて軽いキャラでしたね。奥さんに生活を支えてもらってアルバイトをしながら漫画家としてひとり立ちすることを目指して来たけど、残念ながら才能はなかったという感じで(笑)」

――長髪にヘアバンド姿も新鮮でユニークなキャラでしたが、仕事を受けるかどうかの判断基準は?

「基本的には、スケジュールが合えば何でもやらせていただいています。これはやらないみたいなものは特にないですし、断ったことはないです」

2026年、映画「宣誓」(柿崎ゆうじ監督)に出演。この作品は、東日本大震災で家族を失った自衛隊員と少年の喪失と再生の姿を描いたもの。

東日本大震災で妻と幼い娘を失った自衛隊員の春日三尉(前川泰之)は、その事実を隠し、被災地で任務に身を捧げていた。そんな彼が避難所で出会ったのは、同じく家族を喪い、心を閉ざした少年・吉村和樹(齋藤優聖)だった。やがて和樹は、自衛隊の活動を静かに見つめながら、自ら人々を助ける行動を始めることに…。

徳重さんは、自衛隊員たちの救助活動を取材する報道ジャーナリスト役。子どもの遺体の近くで発見されたお地蔵さまに怒りと悲しみをぶつけてしまう。

「柿崎監督とは、2022年に『シグナチャー 日本を世界の銘醸地に』という作品でご一緒させていただいてお話をいただきました」

――徳重さんも同じくらいのお嬢さんがいらっしゃいますし、つらかったでしょうね

「そうですね。ああいうシーンは撮っていて本当につらかったです。あれも実話をもとにしての話なので。すぐ近くでお地蔵さんも発見されて『何であの子を守ってくれなかったんだ』と激しい怒りをぶつけるのは、非常によくわかります。確かにそうだなって思って」

――石原軍団の皆さんは東日本大震災の1週間お風呂にも入らずに泊まり込みで炊き出しをされていましたね

「はい。石巻のお話だったので、監督とそういうお話もしたんですけど、あれは本当にそういう時のために俳優をやっているんだって思いました」

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■初めて家族3人で劇場に行ける映画に!

現在、映画「ライフセーバー!」が公開中。この作品は、安全で美しいビーチやマリーナに与えられる国際環境認証制度「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得した、福井県嶺南地方の高浜町・若狭和田ビーチを舞台に、夢を持てず迷いの中にいた若者が、ライフセーバーたちと出会ったことで人生が大きく変わっていく様を描いたもの。

就職活動にまったく身が入らず、人生の行き先はおろか、生きる意味さえ見失い、孤独感と将来への虚無感に包まれていた大学3年生の大友勇輝(のせりん)は、夏休みを福井で過ごすことに。ある日、溺れている人を助けようとして自身も溺れてしまい、「若狭和田ライフセービングクラブ」のメンバーに助けられ、無気力だった勇輝に変化が…という展開。

徳重さんは、「若狭和田ライフセービングクラブ」のリーダー・立石泰彦役を監督も衝撃を受けたほど肉体を鍛え上げて演じている。

「悪役というかクセのある役が最近多かったので、こういう立派な人間を、1周回ってもう1回やってみたいなって思っていたんですよね。そうすると、ちょっとまた違うかもしれないなって。まともな人の役って、やっぱりやっていて気持ちがいいなって思いました(笑)」

――徳重さんが演じたリーダーは、頼りになる大人でとてもステキな人でしたね

「ありがとうございます。自分でもすごくいい人だなって思いました(笑)」

(C)映画「太陽の守護神」製作委員会
(C)映画「太陽の守護神」製作委員会

――監督もお願いした以上に仕上げていらして驚いたとお話されていましたが、大胸筋、上腕二頭筋など鍛え上げた肉体美がすごかったです

「ありがとうございます。こういう年齢になると、体重を落とすのも筋肉をつけるのにも若い頃の倍時間がかかるので、そういう苦労はありました」

――具体的にはどのようなことをされたのですか

「走って脂肪を落とすのと懸垂ですね。撮影の5カ月前から懸垂を1セット10回を3セットきっちりできるようにして毎日やっていました。撮影は2週間ちょっと合宿のような形で泊まりこんでやっていたので、撮影に入ってからは砂浜を走っていました。

遊歩道が砂浜の横にあって、ずっと海を見ながら気持ちよく走れるので、毎朝走って戻ってきて、鉄パイプみたいなものがあるところがあって、そこでガッシャガッシャって懸垂して。泊まっている宿舎の最上階が大浴場なので、朝日を見ながら入って、撮影が終わって帰ってきてからもう1回夕日を見ながら入るみたいな生活でした。

あと、ライフセーバーの教則本をクランクイン前に渡されていたので、その仕事について学んで、撮影に入ってからもそれぞれ自主トレしていました」

――撮影は順調に進んだのですか

「はい。福井県は撮影していた高浜町を含め、あの時期はもっと雨が降るらしいんですけど、実際に降られたのは1日だけだったので、『ずっと晴れていて良かったですね。こんなに晴れることはないですよ』って言われました。地元の方たちやライフセーバーの方たちもサポートして下さって、本当にいろいろ助けていただきました」

――海も景色もものすごく美しくて驚きました

「本当にきれいなところなんです。それこそハワイのワイキキの裕次郎さんの別荘の目の前みたいな感じで。ひょっとしたら上かもしれないというほど美しいですし、遠浅で泳げない人も安心なところなので、多くの人に知ってもらいたいところです。

あと、ライフセーバーに関しても、オーストラリアとかヨーロッパは職業として成り立っていますけど、日本は後進国なんです。オーストラリアの“ライフガード”のように職業として成立させられないのかなって。

毎年、悲しい海の事故のニュースがあるじゃないですか。そういう事故の件数が減っていかないのは、そこの現実を変えないとなかなか変わらないと思うので、だったら変えるしかないじゃないかという話なんですけど。

これまで日本では、ライフセーバーを題材にした映画はなかったというので、この映画で知ってもらって現実も知っていただきたいんですよね。

それで、勇輝みたいにやってみようという人が増えてくれると事故も減るんじゃないかなって。ライフセーバーが増えることと、職業化してくれたら悲しい事故も減ると思うんです。

この映画を見ていただいて、自分の家族や友人、知人に『ライフセーバーをやってみようかな』とか、『ライフセーバーを薦めてみようかな』と思っていただけたらいいなあって。

50代、60代でライフセーバーになる方も実際にいらっしゃいますし、つい先日も福井県でそういう方が誕生したと聞きました。この映画の一つの側面としては、ライフセーバー人口を増やしたいという、そういった目的もありますので、そういう観点からも見ていただけたらいいなと思っています」

(C)映画「太陽の守護神」製作委員会
(C)映画「太陽の守護神」製作委員会

――ロケ地となった福井県では先行公開されましたが、いかがでした?

「こんなに綺麗な海が同じ福井県にあると思ってなかった方が結構多いみたいで、知らないんですよ。場所も県境のところなので、地理的にはしょうがないかもしれないですけど。

だから、お客さんがいっぱい来てくださったのに、みんな大阪とか京都からの人たちばかりで、福井ナンバーはほとんど見ないという感じだったので、ちょっともったいないことをしていますよって言いました。わざわざ遠くまで行かなくても、県内にこんなにきれいなところがあることを知ってほしいって」

――児玉監督は、「西部警察」の助監督もされていたそうですね

「はい。ただ、面識はあって食事をしたことはありましたが、作品でご一緒したことはこれまでありませんでした。監督をはじめ、石原プロ関係のスタッフさんってすごくせっかちなんですよ。それは児玉さんを見ていて思いました。『そんなにすぐ?』って。みんなそのペースに必死でついていって撮っているという感じで、やっぱりせっかちだなあって(笑)」

――若いキャストの皆さんが多いので、劇中と同じように徳重さんがお兄さん的存在だったのでしょうね

「お兄さん的というか、親代わりというか、そんな感じかな。夜みんなで食事のあと飲んでいる時に『明日も撮影があるから、そろそろ終わりにしようか』って声をかけたりして。毎日みんなで一緒に過ごしていたので、本当に合宿みたいで楽しかったですね。

しばらく悪役というかクセのある役が多かったので、この役なら娘にも問題なく見せられると思ってうれしかったです。初めて妻と娘と一緒に劇場に見に行こうと思います」

お嬢さんのことを話す時には優しいパパの顔になる。クセの強い役も面白いが、正義感の強い正統派の役が良く似合う。(津島令子)

ヘアメイク:大沢香織

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