俳優の岸谷五朗(61)、渡部豪太(40)、純名里沙が16日、劇場「シアター・アルファ東京」で行われた舞台「ジャコメッティのように」取材会に出席した。
岸谷による新たな演劇プロジェクト「PRIME VINs TAGE」の旗揚げ公演。今作は芸術家アルベルト・ジャコメッティの生涯と、彼を取り巻く人間模様をモチーフにしたオリジナル作品。東京公演は同所で17日〜8月2日まで。その後、大阪で上演する。
岸谷は新たな演劇プロジェクトを立ち上げた理由として、「20代の時、たくさんの小劇場にお世話になりました。『地球ゴージャス』を結成し、上を目指し、大きな劇場を追っかけていきましたが、どこかで小劇場にいつか戻れると思っていたら、なかなか戻る機会がなくて。小劇場でやりたいなと思いながらスケジュールが先に進んでしまう状況でした。60(歳)を過ぎた今、ここでたくさんの劇場で培ってきた事を小劇場でお客様に感動を届けられる作品がなんとなく出来るんじゃないかと思い、思い切って旗揚げしました」と明かした。
岸谷は作・演出も務める。渡部は台本を読んで「まず、セリフ量が膨大だな」と思ったという。登場人物が少ないため、覚悟はしていたそうだが、「いざ見てみたら本当に多くて。ちょっと…ビックリしました」とこぼした。「私はこのキャパ(約200席)の劇場は初めてですし、これを岸谷さんとご一緒にやるなんて信じられない。だからこそ、新しい世界が見えるんじゃないかな」と目を輝かせて意気込んだ。
そして「劇がお客様を迎えにいっているような、飛び出てくるような美術ですし、リッチな空間だと思います」とアピール。純名も「豪華で、濃密で、こんな体験ができる小劇場は他にあるかと思うくらいぜいたくなことになっている。舞台上にも席がありますし、役者が目の前にいて演技をします。これは見逃さないでいただきたい」と伝えた。