直木賞作家の東野圭吾さんが大腸がんのため亡くなった。68歳だった。27日、講談社が公式HPで発表した。
ファンや関係者に向け、「作家・東野圭吾さんが、7月23日未明、大腸がんのため逝去されました」と報告。葬儀は、家族葬にて執り行われたという。「ここに、謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます」とつづった上で、「ご家族への取材等はお控えくださいますようお願い申し上げます。恐縮ながら、お香典、お花・弔電は辞退させていただいております」と伝えた。お別れの会の実施等の詳細は、決定次第発表するという。
最後に、「東野圭吾さんのご著書は1985年9月刊行のデビュー作『放課後』(講談社)から、2026年8月5日刊行予定の最新刊『永遠の記憶』(文藝春秋)を含めて106冊(共著をのぞく)を数えます。生み出された物語はたくさんの読者を魅了し続けることと思います。これからも、東野さんの小説をお楽しみください」と呼びかけた。
東野さんは1958年2月4日大阪府生まれ。大阪府立大学(現・大阪公立大学)電気工学科を卒業後、エンジニアとして勤務しながら、85年に「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たした。99年に「秘密」で第52回日本推理作家協会賞を、2006年に「容疑者Xの献身」で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞を受賞するなど、多くの作品で賞を受賞した。09年から13年には日本推理作家協会の理事長を務め、23年には紫綬褒章を受章。
現在の国内発行部数はおよそ1億900万部で、著作は41の国と地域で出版されている。12年には「容疑者Xの献身」が米ミステリー作家協会主催の「エドガー賞」最優秀小説候補5作品に選出され、19年には「新参者」が英国推理作家協会(CWA)主催の「インターナショナル・ダガー賞」にノミネートされた。国際的に権威のある「エドガー賞」と「ダガー賞」の二つの賞にノミネートされた、最初の日本人となった。また、国内外問わず、映画、ドラマ、舞台を含めたメディア展開も多数行われた。
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