俳優の大竹しのぶ(69)と三浦友和(74)がダブル主演を務める映画『ぼけ日和』(2027年公開予定)のビジュアルが28日、公開された。あわせて、俳優でタレントの櫻井翔(44)の出演も発表された。
大竹と三浦の共演は本作で4度目。スタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』では、主人公・アリエッティの両親役として声優で共演したが、実写映画で夫婦役を演じるのは本作が初めてとなる。
櫻井は、夫婦を温かく見守り、患者本人だけでなく家族にも寄り添う認知症専門医・阿久津医師を演じる。
原案は、認知症専門医・長谷川嘉哉氏の著書『ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする? どうなる?』(かんき出版、2021年)と、それをお笑い芸人で漫画家の矢部太郎(49)がコミック化した『マンガ ぼけ日和』。監督は、映画『ミッドナイトスワン』(2020年)、『ナイトフラワー』(2025年)などで知られる内田英治氏が務める。
物語は、認知症による症状や暮らしの変化を「ちょっと変な春」「不安な夏」「困惑の秋」「決断の冬」と四季になぞらえて描く。病気そのものだけでなく、夫婦や家族のつながり、支え合う人々の思いを、温かなユーモアと優しいまなざしで映し出す。
阿久津医師を演じた櫻井は、認知症について「自分自身も年齢を重ね、認知症は身近な問題となってきています。今、まさに向き合っている友人も多くいます」とコメント。「そのような中で矢部さん、長谷川先生の原作に触れ、この病に向き合う中での温もりを感じました」と振り返った。
さらに、大竹と三浦が演じる夫婦について、「阿久津医師という役柄を通して見る大竹さん、三浦さん演じるご夫妻は、柔らかく、優しく…。でも、徐々に記憶が薄れていく喪失感、いつか来てしまう別れを感じさせ、胸がきゅっと締め付けられます。微笑みながら、涙が頬を伝う。そんな温かな『人生』の話です」と作品への思いを語った。