歌手のMISIA(48)が30日、東京・台東区の東京国立博物館 平成館で行われた「弘法大師生誕1250年記念 特別展『空海と真言の名宝』」取材会に登場した。
同展は、2023年に真言宗の宗祖・弘法大師空海の生誕1250年を迎えたことを記念し、真言宗十八本山および、関係寺院が所蔵する国宝15件、重要文化財60件を含む寺宝、88件が一堂に会し、空海の教えを守り、伝え続けた歴史を実感できる。
昨年、音楽番組で高野山の金剛峯寺 根本大塔で歌唱したMISIAは、同展のナビゲーターを務めている。
MISIAは「音声ガイドを通じて初めて知る事も多くて、背景を知る事で見え方が変わったんですね。同じように初めてご覧になる方にも、この世界への架け橋になれるように、分かりやすく言葉を選びながら音声ガイドを務めさせていただきました」とアピール。「質感や表情、まなざしとか、詳しい知識がない方もいろいろ感じるものがあると思う。日々忙しくて、静かな時間を持ちたい方も、自分と向き合う時間が訪れますし、美術品を見るだけじゃなくて、応援させていただくみたいな気持ちにもなったので、そういう時間を持ちたい方にも良い時間になるかもしれない」と呼び掛けた。
また、昨年の金剛峯寺での歌唱については「今も昔も祈ることは変わらない。人や世界の安寧を祈る気持ちはある。ずっと祈られていた場所で、音楽を奉納することによって、私自身も音楽も一つの祈りなんだと感じる」と思いを語り、「あの場所ではいろいろな命に対して、分け隔てなく祈りが捧げられている場所ですので、そういう意味でも祈りが強く伝わるような思いで歌いました」と振り返った。
熊本県で起きた地震にも触れ、「今自分が出来る事と向き合われていると思うんですけど、『どうかご無事であってほしい』、『何か温かい思いや助けがそこにあってほしい』ということを祈る意識は、行動にもつながっていくと思う」と被災地に思いをはせ、「ともにみんなで祈ることで、意識を強くして、助け合って、思い合って、乗り越えようということが、あの場所(金剛峯寺)で歌わせてもらうことによって、互いに思いを共有できるような気持ちになります」と語っていた。
同展は、東京国立博物館 平成館で9月6日まで開催。