元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の寿美花代(すみ・はなよ、本名・高嶋節子=たかしま・せつこ)さんが、老衰のため、8月3日に死去した。94歳。所属事務所が6日、発表した。
所属事務所によると、この日、家族のみで密葬を執り行ったという。お別れ会などの開催の予定はない。
夫で俳優の高島忠夫さんは2019年6月に亡くなった。息子で俳優の高嶋政宏(60)と高嶋政伸(59)がコメントを寄せた。以下全文。
■高嶋政宏
母 高嶋節子が亡くなりました。最期には立ち会えませんでしたが、ここ数年は誤嚥(ごえん)性肺炎で入退院を繰り返し、数日前、会いに行った時も嚥下(えんげ)がほぼ出来ない状況で苦しがるのと、その痰(たん)が何かのタイミングで流れると安らかに眠りにつく、の繰り返しだったので、もちろん悲しいんですけど、今は楽になって、ゆっくり休んでいるんだろうなと言う安どの気持ちでいっぱいです。
入院中、ときおり病院の方たちがびっくりするほどの声量でしゃべっていたようで、やっぱり鍛え方が違うと話題になってたほどでした。
最期の最期まで大女優 寿美花代だった母でした。
■高嶋政伸
母、寿美花代(本名・高嶋節子)が8 月3 日の朝4 時43 分に永眠いたしました。父とともに大好きだったフリオの歌声のなか、母は子どもと孫に囲まれながら、最期まで美しく凛とした表情のまま、眠るように旅立ちました。いつもユーモアを忘れない明るく優しい母でした。これまで、応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。
寿美さんは1932年兵庫県西宮市生まれ。47年に、宝塚音楽学校に入学。翌年、「春のをどり」で初舞台を踏み、レビュー「華麗なる千拍子」は宝塚初の芸術祭賞を受賞した。男役のトップスターだったが、63年に退団し、同年に俳優の高島忠夫さんと結婚。夫婦でテレビの料理番組「ごちそうさま」の司会を担当した。政宏と政伸兄弟の母として“高島ファミリー”を支えた。