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帝京高校で1年からショートのレギュラーをつかみ、夏の甲子園に出場した杉谷拳士。準々決勝の智弁和歌山戦で繰り広げられた前田三夫監督とのやりとりと、壮絶な投手交代劇の裏側を明かした。
【映像】甲子園で「1球交代」した杉谷拳士(実際の試合の様子)
「Re:MAKE 〜拝啓、あの頃の君へ〜」
1点ビハインドの9回表2死満塁、逆転タイムリーを放った杉谷。帝京が12対8と勝ち越して迎えたその裏、智弁和歌山の猛攻を受けて1点差に迫られる。
投手陣を使い果たしていた場面で、前田監督から「おい、肩回せ」と声が飛んだ。ショートの位置からパッと見ると、監督が自分を指差しており、「え、俺行くの?」と困惑しながら肩を回してマウンドへ。高校でピッチャー経験などなく、「どうすんのこれ?」と地に足がつかない状態のまま実戦へ突入した。
マウンドへ上がると投げたことのないサインが出され、「スライダーとスプリットって言ってたけど、カーブのサインかな? スライダーを深く握ったらカーブかな」と探り探りで投げた一球目が、まさかの死球(デッドボール)。直後に監督から「引っ込め」と怒声が飛び、わずか一球で即交代となった。代わった投手が打たれて13対12でサヨナラ負けを喫し、杉谷は「一球の重みと、3年生の人生を台無しにしてしまった申し訳なさ」を強烈に刻み込んだ。
(『ABEMA NEWS』より)
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