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今月7日に老衰のため93歳で亡くなった岸惠子さんは俳優としてだけでなく、小説やエッセーの執筆など文筆家としても活躍した。
岸さんは神奈川・横浜市出身。高校在学中に松竹ニューフェースに合格し、1951年に松竹の専属俳優として入社。「我が家は楽し」(中村登監督)でデビューした。53年公開の主演映画「君の名は」が大ヒットし、大スターの仲間入り。劇中でストールを頭から首元に巻くファッションは役名から「真知子巻き」と呼ばれ大流行した。
イギリスのデビッド・リーン監督ら海外の監督からの出演依頼が相次ぎ、フランスのイヴ・シャンピ監督とは映画「忘れえぬ慕情」の出演をきっかけに57年に結婚。パリで長年生活していたが、75年に離婚して拠点を日本に移した。
国内では、映画「雪国」「おとうと」「細雪」「悪魔の手毬唄」「怪談」「男はつらいよ 私の寅さん」やドラマ「新・御宿かわせみ」など数々の作品に出演。2013年には自身の恋愛経験をオマージュした恋愛小説「わりなき恋」を発表し、のちに自身の脚本で一人舞台化もした。ほかにも多くのエッセーを発表している。
受賞歴は毎日映画コンクール女優主演賞、ブルーリボン賞主演女優賞、第25回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など多数。
※写真は資料
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