「SUPER EIGHT」の安田章大(41)、女優・のん(33)、小林聖太郎監督が29日、都内で行われた、映画「平行と垂直」の公開記念舞台挨拶に登壇した。
今作は、大阪を舞台に、自閉スペクトラム症の兄・大貴(安田)と、結婚を控えた妹・希(のん)が、人生の節目にそっと触れ合いながら、自分たちの“これから”を見つめ直す物語。二人はダブル主演を務め、安田は初めて企画段階から携わった。
「撮影を通して考え方に変化はあったか?」と聞かれると、安田は「人はそれぞれ違いますし、それぞれの“普通”がある。それを否定せずに、しっかり認めること。肯定して時間を使い待つこと。ちゃんとそれぞれのペースがあるってことを再度確認しました」と振り返った。そして「発達障害と定型発達(の違い)は、診断が下されているかどうかってこと。それぞれの光り方があるってことは変わらないものだって、強く思いました」としみじみと語った。
“普通とは何だろう?”とずっと考えていたといい、「10代からスカートもはいていましたし、ネイルもしていました。でも、『なんでスカートはいてるの?』とか『なんでネイルしてるの?』って言われてきた」とこれまでを思い出すかのように明かした。
その上で「それぞれの普通があるので、それを、『ああ、そうなんですね』って相手に興味を持った相づちの打ち方でできたらいいなって、そうすると日本、アジア諸国が変わる。この映画をきっかけに何かが変わったらなと思います」と願った。
一方のんは、「改めて家族のことを考えました」と答え、「家族に支えられていることが当たり前になっていたなって、応援してもらったり、実家に帰ればご飯があったりっていう今までの自分が“亭主関白”だったなって、態度を見直しました。前よりも素直に、ありがとう、おいしいって口に出して言うようになりました」と話した。