ロックバンド・sumikaが、映画『はじまりのさよなら』(隈本遼平監督、11月20日公開)の主題歌として、同名の新曲「はじまりのさよなら」を書き下ろしたことが2日、発表された。併せて、主題歌の一部を使用した予告映像も公開された。
本作は、SUPER BEAVER、sumika、マカロニえんぴつらが所属するインディーズレーベル「murffin discs」の設立20周年を記念して製作されたオリジナル長編映画。音楽とともに育った少年・長沢樹太が、変声期をきっかけに自身の声や日常の変化と向き合い、少しずつ前へ進んでいく姿を描く青春映画となっている。
主人公・樹太を大倉琉人が演じ、久保田紗友、原田琥之佑、笠原秀幸、深水元基、板谷由夏らが出演する。映画音楽はSUPER BEAVERの柳沢亮太と河野圭が手掛け、sumikaの「はじまりのさよなら」が主題歌となった。
公開された予告映像では、親友との時間や家族との日々、東京での新たな出会いを通じ、変化していく樹太の姿を映し出す。後半には「いつまでも子どもで、いつからか大人だった。」というコピーとともに主題歌が流れ、子どもと大人の狭間で揺れ動く少年の心情を彩っている。
作詞・作曲を担当したsumikaの片岡健太は、「変声期を経て、人生ががらりと変わった人間なので、自分の過去とも対話しながら主題歌制作に臨みました」とコメント。
続けて、「アンコントロールな状況下で、自分の好きな自分がどんどん失われていく。あの感覚は、何とも形容しがたいものです。しかし、失ったからこそ音楽や歌の大切さに気づき、現在の自分が形成されました。あの不自由でうっ屈としていた時間に、今では感謝しています」と、変声期を経験した自身の思いを重ねて楽曲を制作したことを明かした。
本作は、韓国・釜山で10月6日から15日まで開催される「第31回釜山国際映画祭」の「ビジョン・アジア」部門に正式選出されている。