俳優の市村正親(77)、渡辺えり(71)らが8日、東京建物 ぴあ シアターで行われたミュージカル「シークレットステージ」の囲み取材に出席した。
舞台芸術学院の先輩・後輩として出会った、市村と渡辺の50年越しの約束が結実。脚本・演出も担当した渡辺の完全書き下ろし新作ミュージカルで、初日を目前に控えた劇場を舞台に、主演不在、トラブル連鎖の窮地に追い込まれた4人の俳優が、20役を演じ分けなければ幕は開かないという極限状態の中、19世紀イギリスの重厚な劇中劇と、現代を生きる俳優たちの葛藤が絡み合っていく様を描く。
明日9日に初日を控え、主演の市村は「大変ドキドキしております。新作ですので、今まで見たこと無いようなお芝居を作り上げてきました。どういうふうに皆さんに見てもらえるかドキドキしております」と緊張気味にコメントした。
渡辺は本作について、「新劇場でこけら落としという事も設定として(脚本を)書きました。市村さんとは舞台芸術学院で先輩後輩でしたが、一回も共演したことがなくて、初めてです。その二人が東京に出てきて苦労した、舞台芸術学院時代の苦労話も入っている。全部体験したことを入れたつもりです。ちょっとシュールな話なんですが、全部本当の話が入っている」と説明。
さらに「市村さんにいろんな役に豹変(ひょうへん)してほしくて、しかも今までやった事のない役に挑戦してほしくて、凝りに凝って入れ込み過ぎた感はありますが、お客さんには楽しんでほしい。私の芝居は分かりにくいと言われていますが、見るとそうでもないんですよ。感覚で見るとね」とアピールした。
開幕前ながら続編の話になると、市村は「2弾であろうが、3弾であろうが、僕は攻撃してもらって大丈夫。足腰が立つうちならね!」と意欲を見せた。
東京公演は9日〜24日まで同所で。その後大阪、香川、静岡、宮城、新潟でも上演予定。