3人組バンド「Mrs. GREEN APPLE」のフロントマン・大森元貴(29)が、映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」(瀬々敬久監督、12月25日公開)に出演することが分かった。第1回日本レコード大賞の受賞曲「黒い花びら」を歌った歌手で俳優の水原弘さんを演じ、劇中で同曲を歌唱する。
本作は、世界的に親しまれた坂本九さんの代表曲「上を向いて歩こう」の誕生にまつわる物語を、事実に基づくフィクションとして描く音楽映画。作曲家・中村八大さん役を岡田准一(45)、作詞家・永六輔さん役を松坂桃李(37)、歌手・坂本九さん役を仲野太賀(33)が務める。3人による「689トリオ」を軸に、名曲が生まれた時代と友情、葛藤を映し出す。
大森が演じる水原さんは、中村さんと永さんのコンビが手がけた「黒い花びら」で、1959年の第1回日本レコード大賞を受賞した。「黄昏のビギン」「君こそわが命」などのヒット曲でも知られ、昭和歌謡界を代表する歌手の一人として親しまれた。
瀬々監督とは、映画「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)でMrs. GREEN APPLEが主題歌「Soranji」を手がけたことをきっかけに親交を深めた。今回、その縁から友情出演が実現したという。
Mrs. GREEN APPLEは、2023年に「ケセラセラ」、2024年に「ライラック」で日本レコード大賞を受賞。2025年には「ダーリン」で3年連続の大賞受賞を果たしている。現代の同賞受賞アーティストでもある大森が、第1回の受賞曲を歌い継ぐ。
大森は水原さん役について、「水原弘さんは、声もダンディーで、セクシーかつニヒルな素晴らしい歌手ですので、最初は不安もありました」とコメント。「実際に『黒い花びら』を歌わせていただく中で、自分の歌唱に通じる部分や当時のニュアンスを参考にし、歌そのものからヒントを得て、本番に臨むことができました」と振り返った。
さらに、「瀬々監督から『いつものレコ大のように』と声をかけていただきました。僕自身も受賞の経験がありますが、当日は本当の授賞式と同じくらいの緊張感がありつつ、楽しんで撮影できました」と語っている。