俳優の奈緒(31)が主演を務める映画『かすかな彼を抱きしめて』の共演者として、坂東龍汰(29)、大東駿介(40)、中島歩(37)の出演が発表された。
日本海に面した街と東京を舞台に、喪失を抱えた女性が、不思議な青年との出会いをきっかけに愛と再生に向き合う物語。2027年1月15日(金)に公開される。
奈緒が演じるのは、夫・幸助を水難事故で失った林かなみ。遺体が見つからないまま、幸助は法律上、死亡と認定された。かなみは幸助への思いを抱えながらも、現在の恋人・優と穏やかな日々を送っている。そんな彼女の前にある日、「幸助さんの幽霊に会いました」と告げる謎の青年・純が現れる。
純を坂東、かなみの現在の恋人・優を大東、かなみの夫・幸助を中島が演じる。
監督・脚本を務めるのは、初長編映画『彼女来来』やドラマ「SHUT UP」などを手がけた山西竜矢監督。本作は山西監督によるオリジナル作品で、かなみ役は奈緒をイメージして執筆した当て書きだという。
奈緒はオファーを受けた時を振り返り、「私をイメージして脚本を書いているという、役者としてこれ以上ないほど幸せな話を、監督から聞いたのは2023年のことでした」とコメント。台本については、「あいまいな喪失から始まる愛の物語でした。読んだ時、背中にそっと誰かの手が置かれたような温かさに、自然と涙が出たのを覚えています」と明かした。
坂東は完成作を見た感想として、「静かに揺れているもの、目には見えないけれど確かにそこにあるもの。そんなものを、この映画はそっとすくい上げているように思います」と語った。
大東は、「生きていれば誰しも忘れられない別れがあると思います。僕にもいます」とした上で、「その人との止まった時計とどう向き合うか。この作品を通して、その時計が動き出した気がします」と、作品に込めた思いを寄せた。
中島は、「台本を読んで浮かんだ景色が、目の前に現れていくような不思議な撮影でした」と振り返り、「映画館という暗闇の箱の中で観ることで、夢や記憶の中に浸るような体験ができます」とアピールした。