俳優の水谷豊(74)が、イタリア・トロペアで開かれる「第4回トロペア映画祭」(現地時間9月20日〜26日)で、日本人として初めて「トロペア映画祭栄誉賞」を受賞することが決まった。最新監督作「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」の特別上映も行われ、水谷は映画祭最終日に行われる授賞式と上映会に公式ゲストとして参加する。
「Piccola felicita」は、イタリア語で「小さな幸せ」を意味する。水谷にとって4作目の監督作品で、監督に加え、企画、脚本、プロデュース、出演も担い、アートをテーマに「すべてのショットが、壁に飾りたくなるような美しさ」を目指したと言う。池谷のぶえ、菜葉菜、河相我聞、趣里、橋本淳らが出演し、人生の岐路に立つ人々を描く四つの物語で構成されている。
今作は2026年4月に「うみぞら映画祭 2026 in 淡路島」で上映されたのを皮切りに各地で上映会が実施され、現在は順次、劇場公開を迎えている。
今回の受賞は、長年にわたる芸術活動と映像文化への貢献をたたえるもの。映画祭側は功績を顕彰するだけでなく、現在も創作に挑み続ける水谷を紹介する目的で、最新作の特別上映を行うとしている。8月には、映画祭芸術監督のエマヌエレ・ベルトゥッチ氏からの招待状に加え、トロペア市長のジョバンニ・マクリ氏から歓迎書簡が水谷のもとに届いたという。
◆水谷豊監督のコメント
今、僕に何と幸せなことが起きているのでしょう。国を超えて思いが届くことの素晴らしさ、しかもそれが僕の大好きなイタリア。この感動はとても言葉で表現出来るものではありません。心からの喜びと深い感謝と尊敬の念をこめて、ご招待をお受けさせていただきます。僕はたくさんのイタリア映画に影響を受けてきました。長い間、映像の世界でやってこられた理由のひとつが、イタリア映画の影響です。そのイタリアのトロペア映画祭で僕の新作映画「Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜」が特別招待作品として、イタリアの皆さんに見てもらえることを、とても誇りに思っております。トロペアはイタリアで最も美しい街に選出されたこともあると聞いております。歴史、芸術、文化、自然、トロペアの人々。近々それらに触れることが出来ると思うだけで、今から心地よい興奮に包まれています。トロペア映画祭の開催を、心より楽しみにしております。