声優の水島裕がFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(27日午前6時30分放送)とニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」(28日午後6時20分放送)にゲスト出演する。
今回、二つの番組への出演をオファーしたのは「青春の勲章はくじけない心」で番組のアシスタントを務める西村知美。デビュー以来、40年にわたる親交だという。水島は70歳を迎えてもなお声優として挑戦し続ける中で、次世代の声優を育てることへの熱意と思いを語っている。
水島と西村の親交は1986年に公開した西村のデビュー映画「ドン松五郎の生活」から。その当時、ドキュメントビデオのナレーションを担当したのが水島だったという。西村は「仕事仲間という枠を越え、今は家族ぐるみのお付き合いです。私の娘も水島さんにかわいがってもらっています」と話す。
西村は今年1月、水島の「70歳の古希LIVE」に駆け付けた。そのステージで水島が発した、ある言葉が西村の心に強く残ったと振り返る。
「楽しいより、面白い」
人は普通なら「楽しい」「ラク」な人生を求めるが、水島は、難しいことに挑戦し、それを乗り越える力を身につけていくことの方が「面白い」と考える。西村はその言葉が「すごく心に刺さった」と言い、自らの2026年のテーマにしてきたと言う。
折しも西村は今年3月、デビュー40周年ライブに挑戦。自身は「歌が苦手」と感じており、不安も大きかったという。それでも水島の言葉を思い出し、「楽するよりも、面白いことを選ぼう」とステージに立ったと話した。
「ジグソーパズルも難しいからこそ、達成した時の喜びがある」。長年の付き合いがあるからこそ、水島のなにげない言葉が西村の新たな一歩を後押ししたようだ。
さらに西村は、声のプロとしての水島にも尊敬のまなざしを向ける。特に感心しているのが「鼻濁音」だと言う。「水島さんの鼻濁音って本当に素晴らしい。私も意識するようにしているのですが、難しくて…」。約40年の交流を経てもなお、水島から学ぶことがあるようだ。
そんな水島が現在、力を注いでいるのが声優を目指す子どもたちの育成。所属する「81プロデュース」で、小学生のための声優養成クラス「81キッズ」の代表講師を務めている。
水島は以前から、子どものセリフには大人にはない「無敵さ」「不思議な魅力」があると感じてきたという。自身も13歳の時、映画「くまのプーさん」でクリストファー・ロビン少年の声を担当。劇団若草で活動した少年時代と、その後の長い声優人生の経験から、「上手い、下手」だけでは説明できない声の魅力を実感してきた。