俳優の豊川悦司(64)、山口智子(61)、岩井俊二監督(63)が26日、都内で行われた、映画「undo 4Kリマスター」の公開舞台挨拶に登壇した。
1994年10月に公開された「undo」が4Kリマスター版として新たに生まれ変わり、全国で公開中。当時、東京・シネスイッチ銀座にて1週間限定で公開されると、連日長蛇の列が発生するほど人気となった。
身の回りの物をヒモで縛りつけるという不可解な行動をとる“強迫性緊縛症候群”の萌実(山口)と、ともに暮らす由起夫(豊川)のラブストーリー。
岩井監督は当時、“緊縛”をテーマにした作品を依頼されたといい、「undo」が誕生。「“緊縛”で何を作ったらいいんだろう?」と戸惑いもあり、「最初は『undo』じゃなく『萌実』っていうショートストーリーだった。それを映画に置き換えたって感じです。(緊縛という)与えられたお題に挑んだ、珍しいケースでした」と制作秘話を明かした。
豊川は「岩井さんのことだから、すごい変わったものを作るんだろうなって感じだった。あの頃はどんなものを作ろう?こんなんにしたら面白いんじゃないの?って話すこと自体が楽しかったので、すごくラッキーだったというか。岩井さんと知り合いになれて、智ちゃんとも知り合いになれて、この映画が生まれたこと自体が、本当にすごくラッキーなことだったと思います」としみじみと語った。
約30年の時を経て再び集まった3人。岩井監督は二人対し、「あの時は本当に楽しかったっていう思い出しかない。いろいろと大変だったと思いますが、あの小さな映画が当時はやりのユニットみたいで、音楽ユニットの映画版みたいな感じで、楽しくセッションできた感じでした」と言葉を送った。
そして「再結成して、また作れたら最高ですよね。小さい自主映画みたいなのをやれたらいいですね」と願った。