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2026年10月22日 20:49

中川大志、座長・岩本照と過ごした“京都の夜”を回顧「1時間ほど散歩して…」<SPインタビュー>

中川大志、座長・岩本照と過ごした“京都の夜”を回顧「1時間ほど散歩して…」<SPインタビュー>
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岩本照が主演を務めるドラマ『真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA』。

本作は江戸時代からさまざまなメディアで展開されてきた『真田十勇士』を、史実とフィクションを大胆に交え、“新たな切り口”でドラマ化した忍者アクション時代劇だ。実在の戦国名将・真田幸村(信繁)に仕えたとされる10人の架空の家臣が主軸を担い、本格アクションと最新テクノロジーを融合した斬新な物語を紡ぐ。

今回は、哀しき過去を秘めた孤高の天才忍者・霧隠才蔵を演じる中川大志にインタビューを実施。本作のことはもちろん、主演・岩本との意外な交流も語ってくれた。

――世界を見据えた規模の大きさが魅力の本作。撮影はいかがでしたか?

中川大志(以下、中川)「『時代劇』というだけでも、乗り越えなくてはならないハードルがありながらも、スケールの大きい戦いに挑む時間はワクワクしましたね。忍者に憧れて『手裏剣を投げてみたい』『バク転をしてみたい』と思っていた方も多いと思いますが、そうした少年心をくすぐられた日々でした」

――AIを導入した作品づくりでしたが、従来のドラマ制作との違いや変化は感じられましたか?

中川「今回は、生身の人間では表現が難しいアクションを生成AIでフォローしていった一方で、自分が動くシチュエーションも多くありました。俳優がアクションや殺陣を演じるパートと、テクノロジーで作っていくパートがミックスされている分、どんな仕上がりになるのか楽しみです」

――「ドラマ×AI」には、まだ未知の部分がありそうですね。

中川「今この瞬間もAIは進化しているし、数か月前に撮影していた時期と編集する時期、オンエアされる時期でもだいぶ変化がありますからね。逆に言うと、シーンの構想を練っている段階ではできなかったことも、編集の段階でできるかもしれない。不確定要素が多い分、完成が楽しみな部分もあるし、複雑な部分もあります(笑)。

でも、間違いなく、時間、人、体力を使い、危険が伴っていた作業が解消されていたので、今までの“当たり前”が変わっていった現場だったのかなと思います」

中川大志

――今回、中川さんが演じるのは天才忍者の役です。過去に演じたことがある武士と今回の忍者では、やはり大きく違うものなのでしょうか?

中川「そうですね。おっしゃる通り、最初は忍者と武士の違いから入っていきました。武士道と違って、忍者は影の存在で裏方なんですよね。だからこそ、スポットライトを浴びる場面も少ない。今回『忍耐力』がテーマでしたが、とにかく与えられた任務を速やかに、誰にも気づかれず、目立たず、粛々とやっていく。そこは武士とは違う立ち回りなのかなと思います」

――そうすると、アクションも変わってくるのでしょうか?

中川「武士とは違って、どこか軽やかなイメージです。俊敏性があって、いつ何が起きてもすぐに動ける。パッと来て、パッといなくなる。そのスピード感と軽さを意識しました。細かいですが、立ち方、座り方、歩き方、走り方…少しでも忍者のエッセンスが出たらいいなと思っていましたね」

中川大志
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――中川さん演じる才蔵は、冷静沈着で寡黙な忍者です。感情を出さない役ですが、どんな印象をお持ちですか?

中川「才蔵は忍たるものどうあるべきかを徹底しているエリート忍者です。自分がどう思うかなんて関係ない。与えられた任務をきちっとこなす。かつ目立たず、誰にも気づかれないように動く…そうした忍の心を持ち続けています。話が進むにつれて、才蔵のバックボーンが描かれますが、彼の過去にも秘密があって興味深いです」

――そんな才蔵は岩本さん演じる猿飛佐助と犬猿の仲です。岩本さんと対峙してみて、どんな印象をお持ちになりましたか?

中川「岩本くんの身体能力は凄まじいし、華やかでパワフルだし、エネルギッシュだし、この作品を突き動かす推進力みたいなものを感じていました。今回の作品は、たくさんの俳優が参加してバラエティ豊かな面々。それぞれのキャリアが違ったり、年齢もバラバラで、考え方も当たり前も違う。

そのなかで、岩本くんは僕たちのことはもちろん、スタッフのことまで見ていました。現場はチームでやっていることなので、波風が立つときもあるのですが、自分が今発言するべきか、引いておくべきか、局面ごとにちゃんと見極めていましたね」

――素晴らしい座長ですね。

中川「座長がドシッと構えていてくれるので、すごく安心感がありました。普段からチームで活動している彼だからこそ、複数人で活動するとどういうことが起きるのか、何か起きたときにどうするべきか、常に考えている。今回の現場は、岩本くんのチーム内での“在り方”が如実に出た期間だったし、すごく勉強になりましたね」

中川大志

――岩本さんとは撮影を通して、グッと距離が縮まったそうですね。

中川「序盤は役柄的にも対峙している関係なので、あまりにも打ち解けすぎると“やりづらくなるかな”と思っていました。特に撮影が始まって間もないときって、体が役に馴染んでいないから、そこでいっぱいいっぱいになっちゃうんですよね。

だからこそ、最初はお話する時間がなかったのですが、苦楽を共にしていくと、自ずと距離は縮まっていくし、なおかつ京都での撮影だったので、より一体感が生まれました。サウナにも一緒に行って、京都のサウナ情報も交換して…今回初めてお仕事をご一緒したんですけど、こんなに仲良くなれるとは思っていなかったです(笑)。

サウナの後、2人で京都の夜の街を1時間ほど散歩したこともありました。夜風に当たりながら2人で歩いて…。東京だったらそんなシチュエーションないじゃないですか。めちゃくちゃ距離が縮まりましたね」

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――岩本さん以外にも、さまざまなキャストとコミュニケーションをとっていたそうですね。パンケーキを食べに行ったとお聞きしました。

中川「(三好清海役の)今井竜太郎くんと行きました。ある日の撮影終わりに、メイク室で『一緒にパンケーキを食べに行こう』という話になって、翌日に2人で行きました」

――素敵なエピソードをありがとうございます。最後に読者の方にメッセージをお願いします。

中川「令和の『真田十勇士』は、エンターテインメント作品としての派手さと華やかさがあって、老若男女、幅広い世代の方に気持ちよく楽しんでもらえる作品だと思っています。

京都のスタッフの皆様と一緒に日本の時代劇が積み上げてきた伝統や機微、美しさを紡いだので、日本の方はもちろん、海外の方にもきっと興味深く見てもらえるドラマになっているんじゃないかなと思います」

中川大志

取材・文:浜瀬将樹
撮影:稲澤朝博

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