昭和を愛する16歳の博士ちゃん・森川蓮生(もりかわ・れん)くんが、栃木県にあるレトロ自販機界で新たな聖地と呼ばれる場所を訪問。昭和時代に活躍した懐かしの自販機を巡り、その魅力を紹介した。
そこには、自販機では珍しいとんこつラーメンや、1日140食も手作りされるトースト、さらには日本で唯一稼働しているともいわれる“幻のかき氷自販機”まで。今なお働き続ける自販機の裏には、オーナーの並々ならぬこだわりがあった。
昭和時代、ドライブインなどに数多く設置されていたレトロ自販機。現在は数を減らしているものの、昭和世代には懐かしく、令和世代には新鮮な存在として再注目されている。
そんなレトロ自販機の“生存確認”を続けているのが、16歳の森川蓮生くん。今回は、かつて番組にも登場したレトロ自販機博士ちゃんの川戸兄弟とともに、栃木県那珂川町の「なかよし自販機コーナー」を訪れた。
まず注目したのは、レトロ自販機の“御三家”と呼ばれる麺類・ハンバーガー・トーストサンドの3機。すべてそろっていること自体がめずらしく、販売される商品の味付けや具材も設置場所によって異なるという。
さっそくラーメンの自販機を調べると、珍しいとんこつラーメン(480円)を発見。じつは、とんこつラーメンは脂が固まることで機械が故障しやすく、自販機では提供が難しいのだとか。オーナーの手塚純一さんが、機械に付着した脂を洗い流せるよう、洗浄力を高めたシャワーを独自に取り付ける工夫をしたことで実現したという。
出てきたラーメンには具がないように見えるが、チャーシューやナルトは麺の下から出てきた。これは自販機の中で高速回転させて湯切りする際、具材が飛び出さないようにするためだという。スタジオで試食した芦田愛菜は「美味しい!」と笑顔。富澤たけしも「結局こういうのがウマい」と舌鼓を打った。
続いては、タマゴチキンタルタルトースト(330円)。こちらは手塚さんの娘が近くの厨房で手作りしており、多いときは1日140食も用意するという。
ほかにも、うどんの自販機のそばには、かき揚げ(180円)やちくわ磯部揚げ(100円)など、7種類のトッピングを販売する専用自販機まで設置されている。
手塚さんは「自販機はあくまでハード。ソフトで楽しんでもらわないと」と、販売する料理へのこだわりを説明。蓮生くんも「レトロ自販機への愛とこだわりを感じます」と感心していた。
そして最後に登場したのが、日本でおそらく唯一、現役で稼働しているという“かき氷自販機”。かつては海水浴場などにも設置されていたが、現在は製造・保守が終了し、稼働する機械は極めて少ないという。
実際にボタンを押すと、自動でカップがセットされ、その場で氷を削り、最後にシロップまでかけてくれる仕組み。今も稼働し続けているのは、手塚さんが毎日メンテナンスしているからこそだ。
しかし、手塚さんは「直ってもとにかく壊れます。氷を売っても元が取れない」と苦笑い。スタジオの富澤は、それでもこの自販機にこだわり続ける姿勢に「もはや愛だよね」と感嘆した。
蓮生くんも「レトロ自販機はいつ壊れるかわからないので、定期的な生存確認が必要」と改めて実感。同時に「そういう自販機を直せるようになりたい」と、将来への思いを語っていた。
(10月31日(土)放送『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』)