今週のテーマは「季節の変わり目の肌トラブル」。「顔の乾燥対策」を特集しました。
気温や湿度がぐっと下がり始める秋。街の人の声を聞いてみると、「触るとカサカサする」「秋になると目や鼻の周りが粉をふく」といった顔の乾燥トラブルに悩む声が多く聞かれました。
そこで今回は有働由美子さんが、皮膚科医の花房火月(はなふさ・ひづき)先生に「乾燥を防ぐオススメ洗顔法」を教わりました。
◆秋に顔が乾燥するワケ
花房先生によると、秋に肌が乾燥しやすくなる理由は主に2つ。気温の低下によって皮脂の分泌が少なくなってしまうことと、湿度の急激な低下で肌の水分が蒸発してしまうためだといいます。
そんな秋の乾燥を防ぐために欠かせないのが、毎日の「洗顔」。そこで有働さんが普段行っている洗顔方法を花房先生に採点してもらうことに。
洗顔料を手で軽く伸ばして顔をゴシゴシ洗い、約40℃のお湯ですすぐという有働さん。自信満々で見守るなか、先生から告げられた点数は…まさかの「40点」でした。
「ええっ!うっそー!何がダメなんですか!?」とショックを隠せない有働さんに対し、花房先生は「顔は本当に難しいんです」と解説。肌のうるおいを守るために皮膚科医が推奨する“6つのポイント”を伝授してくれました。
◆洗顔で気をつけるべき4つの基本
花房先生がチェックしていたのは、大きく分けて洗う際のポイントと、洗い流し・仕上げのポイントの2段階。まずは洗顔時のポイントについて見ていきます。
1つ目のポイントは“お湯の温度”。有働さんは「お風呂のシャワーと一緒に約40℃で洗っちゃう」と話していましたが、熱いお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、極度の乾燥を招く原因に。理想的なのは、体温より少し低めの「32~35℃のぬるま湯」だといいます。
続いてのポイントは“洗顔料の泡立て方”。「手のひらでぬるっとさせる程度でも落ちる気がする」と話す有働さんに、花房先生は「実は汚れを落としているのは“泡”なんです」と指摘します。
泡立てずにペースト状のまま使うと、汚れだけでなく必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまい、刺激や乾燥を引き起こしてしまうそうです。
ここで花房先生から、目からウロコの一言が飛び出しました。
「皮脂は完璧に落としきる必要はありません。洗顔料の本来の目的は“皮脂を残して汚れだけを取る”こと。洗顔は皮脂がちょっと残るくらいが適切です」
必要な皮脂を肌に残しながら汚れだけを吸着させるためにも、キメの細かい泡をたっぷり作ることが重要になります。
さらに、3つ目のポイントとなるのが“皮脂の多い箇所から洗う”こと。最初にのせた場所ほど洗顔料に触れる時間が長くなるため、乾燥しやすい頬からではなく、皮脂分泌の多いおでこや鼻などの「Tゾーン」から泡をのせて洗うのが正解です。これによって洗い上がりのつっぱり感を大きく抑えられるといいます。
そして洗顔時の最後のポイントは“ゴシゴシ擦らない”こと。肌を守る最外層の「角質層」は、食品用ラップ1枚分ほどの薄さしかないそう。強く擦ると角質が傷つき、乾燥や炎症を悪化させてしまうといいます。
「メイク落としのクレンジングもゴシゴシやってしまう」という有働さんに、花房先生は「クレンジングは洗浄力が強いので、なおさら優しく洗う必要があります。肌を労るなら、落としやすい薄化粧が一番です」とアドバイス。これに有働さんが「それだと商売になりません!」と返して笑いを誘う一幕もありました。
◆洗い流し&仕上げの2つの鉄則
洗顔料をのせた後の流し方やタオルの使い方にも、乾燥を防ぐための重要なポイントが隠されています。
まずは“よくすすぐ”こと。こめかみやフェイスライン、あごの下などは、すすぎ残しが起きやすい要注意ゾーン。残った洗顔料が肌トラブルの原因になるため、しっかり洗い流すことが大切です。
そして最後は“顔の拭き方”です。洗い流した直後の肌は、水分をたっぷり含んで非常にデリケートな状態。タオルでゴシゴシ拭いてしまうと強い摩擦ダメージを受けてしまいます。
そこで花房先生が推奨するのが、名付けて「火月流・姫式」。自分をお姫様だと見立てて、タオルを肌にそっと当て、ポンポンと優しく水分を吸い取らせるように拭く方法です。
これには有働さんも「わかっていてもやっちゃうんだよなあ…」と、仕上げのポイントに深く頷いていました。
このほか今週は、「手の乾燥」「足の乾燥とオススメ入浴法」「唇・口周りのトラブル」「秋だからと油断できない『紫外線』」なども特集。そして来週は「低山ウォーキングで運動不足解消へ」を学びます。
(11月4日(水)放送『有働由美子の健康案内人!』)





