HKT48の初代センターを務め、総選挙で最高9位を記録した兒玉遥(30)。華やかなスポットライトの裏で、彼女は膨れ上がる劣等感から美容整形にのめり込み、総額1000万円以上を費やしていた。周囲から「整形モンスター」と揶揄され、関係者の忠告も届かないほど追い詰められていた当時の精神状態と、“ヒアルロン酸依存”の恐怖を赤裸々に明かした。
【映像】メンバーに「溶かせば?」と言われた兒玉の“ヒアル鼻”(複数カット)
「Re:MAKE ~拝啓、あの頃の君へ~」
■「はるっぴはやらないでください」と止められたが無視
「自分で自分を認めることがずっとできなくて、自分を愛せないままずっと活動をしていたから、劣等感が埋まることはなかった。メンバーと並んだ時に自分がすごく劣っているよう見えたから美容整形を始めた」
18歳の少女を美容整形へと駆り立てたのは、他者との比較で膨らみ続けた強いコンプレックスだった。当時、スタッフに「整形したいです」と伝えたものの、「はるっぴはやらないでください」と止められたという。しかし兒玉は「無視して、やりました」と明かす。「目が最初に気になってアイテープをつけて二重の幅を大きくしていた。まぶたもかぶれてきちゃうので『毎日悩んでいるの嫌だな』と思ったので、二重埋没法を18歳で受けました。手術は15分くらいであっという間に終わって、もう二重がパッチリになったから『今までずっと悩んでいたのに、こんな短時間でコンプレックスが解消できるならめちゃくちゃいいじゃん』と感動したのをいまでも覚えています。手軽に変化が得られることに気づいてしまって、そこからハマってしまうんですよね」。
以降、見た目のアップデートに執着するようになり、費やした費用は総額1000万円以上にのぼった。特に過熱したのが、鼻や顎へのヒアルロン酸注入だった。クリニックで「体に吸収される成分だから安全」といった説明を目にしたという兒玉(※個人の見解であり、施術の安全性を保証するものではありません)。しかし、その特徴が別の恐怖を生むことになった。「『1~2カ月経ったらなくなっちゃう』というのが自分の中で恐怖になってしまって、ここ(鼻)にないと怖い。だから“ヒアルロン酸依存症”みたいな。当時1~2カ月あけていいものを2週間くらいで自分で鏡を見たら『え?なくなっちゃった』という気持ちになって、だから2週間に1回くらい追加でどんどん足していった」。
■「整形モンスター」周囲の批判や助言も「当時はお守りだった」
急速な変化に対し、周囲からは冷淡な言葉が浴びせられた。「ファンの方は『どんなはるっぴでも応援するよ』という気持ちでいてくれる。でも応援していない方からは『やりすぎでしょ』『整形モンスター』と言われたり、『ダウンタイム中かな?』というコメントもありました」。心配したメンバーやスタッフからも「はるっぴその鼻溶かしたほうがいいよ」と助言されたが、当時の兒玉は周囲の言葉を一切受け入れられなかったという。「当時は人間不信になっていたり、もうこれがないと自分は可愛くないと思い込んでいた。誰の言うことも聞かず、ずっと残していたんです。当時はそれが“お守り”になっていた。でもやる前より写真に写っても大丈夫と思えるくらいにはなった」。
しかし、どれだけ顔を変えても、自分を愛せない限り心は満たされない。美容整形で手に入れた一時的な安心は、やがて心身の限界と、より深い暗闇を招くこととなり、児玉は活動休止に。その後に訪れた長い療養期間を経て、兒玉は少しずつ自らの内面と向き合い、呪縛を解いていった。
過酷な葛藤を乗り越えた現在、兒玉は美容整形をやめ、HKT48卒業後に本格化させた俳優活動でNHK連続テレビ小説(朝ドラ)への出演を果たすなど、精力的に活躍の場を広げている。「今の私を見てください。毎日笑顔で過ごせているし、私はいまとっても幸せです。希望のない暗闇を乗り越えてくれてありがとう」。他者との比較や容姿の執着から解き放たれ、30歳を迎えた彼女は今、ありのままの自分を愛せる確かな強さと心からの笑顔を取り戻している。
(『ABEMA NEWS』より)